2010年10月03日
吉田篤弘
『つむじ風食堂の夜』
 (ちくま文庫)

「つむじ風食堂の夜」の作者・吉田篤弘さんは、もともと奥様である吉田浩美さんと「クラフト・エヴィング商會」という本の装丁などを手掛けるユニットで活躍されていました。アートの感性を持った吉田さんが生み出す小説の魅力はどこにあるのでしょうか?「小さな世界を入口にして、そこから宇宙のような広がりを持つ文学である。」と小川洋子さん。「つむじ風食堂の夜」を読んでも、宇宙に続く奥行きを感じることができます。吉田篤弘さんの作品で、もうひとつ小川さんのおすすめは「針がとぶ─Goodbye Porkpie Hat」。 秋の夜長、吉田篤弘さんの小説で、無限を感じる読書の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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