2011年03月20日
呉承恩『西遊記』
 (講談社青い鳥文庫)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

中国で古くから伝わる「西遊記」。石から生まれたサル「孫悟空」が、「猪八戒」や「沙悟浄」という不思議な仲間と一緒に、三蔵法師のおともをして、はるばる天竺までお経をもらいに行くという物語です。「西遊記」とは、「西方旅行記」という意味で、西方とは天竺、つまりインドのことです。日本でも「西遊記」は、テレビドラマや人形劇、アニメ映画にもなるほど親しまれていますが、実際に本で読んだことがある方は少ないのではないでしょうか?原作はかなり長い物語なので、まずは子供の本で味わってみるのもいいもの。今回は、大人も子供も楽しめる講談社・青い鳥文庫の「西遊記」を選んでみました。

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