2011年08月21日
芥川龍之介『蜘蛛の糸』
 (文春文庫−現代日本文学館 ほか)

「日本近代文学館」には、作家の貴重な資料が数多く保存されています。芥川龍之介が亡くなった年・昭和2年に書かれた小説「歯車」や格言集「侏儒の言葉」の自筆原稿。芥川龍之介が描いた河童の図、遺品として亡くなった時に枕元に置かれていた「聖書」、遺愛のマリア観音像、そして遺書もご遺族から寄贈されています。また芥川賞を受賞した作家の原稿も所蔵。もちろん小川洋子さんの芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」の原稿もあるそうです。作家が自分の作品を朗読する「声のライブラリー」という講座も定期的におこなっていて次回は9月10日土曜日に開催されます。文学の自由研究は、季節を問わず楽しみたいもの。ぜひお近くの方は「日本近代文学館」にお出かけ下さい。

【日本近代文学館】
http://www.bungakukan.or.jp/

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