心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

京都大学教授で霊長類学者の山極寿一さんは、日本におけるゴリラ研究の第一人者。26歳の時から36年間、ゴリラの研究のため、アフリカのジャングルに出かけられています。著書「ゴリラは語る」には、山極さんがゴリラの群れにホームステイされた体験やゴリラを通して見えてくる人間の事などが綴られています。まずこの本を読んで感じるのは、ゴリラについて知らないことが多いこと。「ヒガシゴリラ」と「ニシゴリラ」という種類に分けられ、日本の動物園にいるゴリラはすべて「ニシゴリラ」だそうです。またゴリラというとキングコングが浮かびますが、本当のゴリラは攻撃的ではなく、穏やかで平和な動物です。

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