2014年03月02日
山極寿一
『15歳の寺子屋 ゴリラは語る』

 (講談社)

野生のゴリラと挨拶を交わし、ホームステイもしてしまう山極寿一さん。ある時、タイタスという子供ゴリラと木のほらで雨宿りをしたこともあるそうです。雨宿りをしているうちにタイタスは山極さんに顎をのせて2時間も昼寝をしてしまったとか。ちなみにゴリラは遊び上手な生き物。遊べるということは、力の弱い相手に合わせられるということです。またゴリラは勝者も敗者も作らないそうです。ヒトとゴリラは同じ類人猿。ヒトは、ゴリラと同様アフリカ大陸の熱帯雨林で誕生し、同じルーツを持っています。それなのになぜ人間はゴリラと違い、相手をやっつけようとしてしまうのでしょうか?この本を読むと、平和的な生き物ゴリラから学ぶことが沢山あると感じてしまいます。

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