2014年06月22日

サン=テグジュペリ
『夜間飛行』
 (新潮文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

サン=テグジュペリというと「星の皇子さま」が知られていますが、それと並ぶ代表作が「夜間飛行」。彼は兵役で航空隊に入り、その後、航空会社のパイロットとしても活躍しています。その経験を生かして、1929年に処女作「南方郵便機」を発表。さらにその2年後に出版したのが「夜間飛行」です。物語に登場するのがファビアンという操縦士。彼の乗った飛行機「郵便機」は南米大陸の南に位置するパタゴニアからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに向かっていました。しかし彼の飛行機は暴風雨に遭遇してしまうのです。その帰りを待っているのがリヴィエールという人物。航空会社の責任者です。

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