2014年08月17日
シェイクスピア
『夏の夜の夢』
 (新潮文庫)

続いて登場するのがイジアスという人物。彼は自分の娘ハーミアがライサンダーという男を愛し、自分の選んだ人物デミトリアスとの結婚を受け入れようとしないことを嘆き、シーシアスに訴えます。さらに第二場は仕立屋やオルガン修繕屋など職人が登場。彼らはシーシアスの結婚式で芝居を披露するため、森で稽古をすることに。その森には妖精の王と女王がいて、お茶目な妖精パックに媚薬のような不思議な花を摘んでくるよう頼みます。様々な人物が複雑に絡まりあったこの物語。さあどうなっていくのか。パックのちょっとしたイタズラによって人間の愚かさが描き出されていきます。ユーモアのある言葉のやりとりとともにシェイクスピアの世界を楽しんでみて下さい。

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