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エリック・ナイト |
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。「名犬ラッシー」と聞くと、すぐに浮かぶ賢そうなコリー犬の姿。今まで何度も映画やテレビドラマ、アニメにもなっている作品です。原作はアメリカの作家エリク＝ナイトが1940年に発表した児童文学。少年ジョーと犬のラッシーの物語です。舞台は北イングランドのヨークシャー州。何百もの小さな炭鉱の村があってそのひとつがグリノールブリッジ。この村に暮らすジョーとラッシーは大の仲良し。ラッシーは毎日、ジョーを学校まで迎えに行っていました。しかしある日、ジョーが校舎から出ていってもラッシーはいません。炭鉱が閉鎖になって仕事を失ったお父さんがラドリング公爵という人物に売ってしまったのです。