2015年02月15日

かこさとし
『からすのパンやさん』
 (偕成社)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

かこさとしさんの「からすのパンやさん」。1973年に刊行されて今も読み継がれている絵本です。舞台はいずみがもりというからすの町。そこにからすのご夫婦が営むパンやさんがありました。二人には可愛い赤ちゃんが生まれたばかり。チョコちゃん、リンゴちゃん、レモンちゃん、オモチちゃんという4羽。おとうさんとおかあさんは、せっせと働きましたが、赤ちゃんの世話で大忙し。なかなかうまくパンが焼けません。失敗したパンは4羽のおやつになり、このおやつパンがやがて評判になっていきます。絵本の見開きいっぱいに描かれた沢山のパン。子供はもちろん、大人になって読んでも嬉しくなってしまう楽しい絵本です。

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