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かこさとし 『からすのパンやさん』 （偕成社） |
「からすのパンやさん」の作者かこさとしさんは、今年の3月31日で89歳になられます。はじめての絵本「だむのおじさん」を出版されたのが32歳の時。それから56年。絵本をはじめ童話や紙芝居など600点以上の作品を発表されています。一昨年の春には40年ぶりに「からすのパンやさん」の続編も4冊出版。「からすのパンやさん」の4羽の子供たちが大きくなった物語です。かこさとしさんは戦後「子どもたちの役にたちたい」と強く思われたそうです。開戦にも敗戦にも自分を含め当時の大人たちに責任があると感じられたからです。その時の想いはかこさんの中に生き続け、今も絵本を通して様々なことを伝えて下さっています。