2015年04月19日
オトフリート・プロイスラー
『大どろぼうホッツェンプロッツ』

 (偕成社文庫)

童話「大どろぼうホッツェンプロッツ」を書いたのはオトフリート・プロイスラー。彼の作品はこの他にも「小さい魔女」や「小さいおばけ」などが日本でも読み継がれています。生まれはチェコのボヘミア地方。ここは山に囲まれた場所で沢山の民話や昔話が伝えられています。プロイスラーのお父さんは昔話に関心を持っていて、地域を回って言い伝えや不思議な話を集めていました。また彼のおばあちゃんも毎晩、眠る前に魔法使いや妖精の昔話を聞かせてくれたそうです。その経験が彼の童話にも息づいています。第二次世界大戦後、ドイツに移り住んで児童文学作家として活躍したプロイスラー。2013年2月18日89歳で亡くなっています。

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