2015年06月07日
プーシキン『スペードのクイーン』
 (光文社古典新訳文庫)

「ロシア文学はプーシキンから始まった」と言われています。というのも19世紀初頭のロシアでは、まだ近代的な文章語(書き言葉)が確立していなかったとか。この時代に詩と散文の両面でモデルを作ったのがプーシキン。その後、ロシアではドストエフスキー、トルストイ、ツルゲーネフなど世界的に知られる作家が登場しました。しかし文学者として素晴らしい足跡を残したプーシキンですが、その人生は波乱に満ちたもの。賭博や恋愛など奔放な生涯を送り、37歳という若さで亡くなっています。それもなんと美貌の妻をめぐってフランス人将校と決闘した末に命を落としたとか。プーシキンの人生そのものが小説のようにドラマチックです。

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