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「本当にカワイイ!」「こんな子供がほしい!!」母を想うやさしいエーミールに小川さんとふたり、感激しながらの放送となりました。この物語は児童文学ではありますが、以前『秘密の花園』を読んだ時と同じく、大人がドキッとさせられるような深い言葉、出来事が沢山ちりばめられています。例えば、派手に動き回って手柄を立て、得意になっている少年達を前に、エーミールのおばあさんが最も地味に役目を果たしていた男の子を褒めるという場面。これは、大人が子供に伝えるべき大切なコトを教えてくれる素敵なシーンです。私も年を重ねてこういうことが言えるおばあさんになりたい…それにはまだまだ沢山の本との出会いが必要そうです。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年04月26日
沢木耕太郎
『深夜特急』

2009年04月19日
角田光代
『対岸の彼女』

2009年04月12日
レイチェル・カーソン
『センス・オブ・ワンダー』

2009年04月05日
森鴎外
『舞姫』

アーカイブ
ピアノ協奏曲<Allegramente>(ラヴェル)/ミヒャエル・リシェ(ピアノ)
ネオンサイン、路面電車、カフェヴェルツからダンスミュージック、映画館・・「エーミールはうっとりして胸がいっぱいになった」
1920年代の大都会ベルリンにエーミールは魅了されます。クラシックとジャズが融合したこの時代の音楽を。
別れの手紙/ウテ・レンパー
ケストナー作詞、クルト・ヴァイル作曲、マレーネ・デートリッヒのために作られたシャンソン風の曲。
ケストナーは児童文学もカフェで執筆、カバレット(文学寄席)の作詞家、詩人、大人のための小説も書きました。

母からの愛のように(Loves me like a rock)/ポール・サイモン
発売時の邦題は「ママはご機嫌」、エーミールのママにぴったりです。
「エーミールとお母さんの強い絆を思いながら聞きたい」と小川さん。

 
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