恥ずかしながらこれでも茶道のお稽古に通っている私。先生に指示された通り動くので精一杯という超初心者ですが、この本と出逢って「利休が命をかけて追い求めた“美”に近づくための道が茶道なんだ!」ということに改めて気づかされました。(日々のお稽古では手順を憶える、という目先のことしか考えていませんでした・・・反省)さて作品には歴史上の有名人が多々登場しますが、一番心に残ったのは利休の妻・宗恩。美について1ミクロン単位のこだわりを持っていた利休、その妻。プライベートな空間のしつらえや、日々の食事、交わす言葉などに神経を配らねばならず、気が休まらなかったことでしょう。もし自分が利休の妻なら・・・う〜ん、想像しただけで疲れてきました。
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