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子供の頃から「恐ろしい話」として知っていた姥捨山伝説。小説として読むのは初めてで、主人公・おりんの健気な生きざま、凛とした姿勢を知るにつれ、「最後は息子が『やっぱりおっかあを捨てられねぇ!』と連れて帰って大円団になるに違いない!」と信じ、ページをめくり続けたのですが・・・。ところで作者の深沢七郎という人、番組でもプロフィールをご紹介しましたが、知れば知るほど不思議な方ですね。ミュージシャンであり、作家であり、農場経営者であり、今川焼き屋さんでもある。新潮文庫に収められている他の作品を読んでもそれぞれ作風が違い、謎が深まるばかりです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年5月12日
水村美苗
『母の遺産-新聞小説』

2013年5月5日
モーリス・ドリュオン
『みどりのゆび』

2013年4月28日
青山潤
『アフリカにょろり旅』

2013年4月21日
『スーホの白い馬』

アーカイブ
楢山節/深沢七郎
「楢山節」は深沢さん自身の作詞作曲。60歳のとき「深沢七郎 ギター独奏集 祖母の昔語り」というCDをリリース、弾き語りでこの曲が収録されました。
紡ぎ唄/深沢七郎(ギター)作曲:小栗孝之
「少年のころからギターを弾いてそれでも足りない表現は小説を書いて表現してきたようだ。ギターを弾いて、小説を書いてひとりで楽しんでいた」CDのライナーノートより。

アイ・ニード・ユア・ラブ・トゥナイト/エルビス・プレスリー
「東京のプリンスたち」より。ラストシーンに、新曲がでたとみんなで聞く1曲。「破裂しそうなリズムに合わせて、思い切りエルヴィスが声を出して歌っているのを聞いていると、頭の中がからっぽになってすっきりするのだ。」

 
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