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「白鵬関!」 表紙に描かれた主人公・スーホは横綱そっくりで、一気にこの絵本が身近に感じられます。さて今回はモンゴルに伝わる昔話も沢山読んでみましたが、同じアジアの国にも関わらず、話の展開やオチがまるで読めなかったりするのが面白いですね。ただ、オオカミが襲おうとした馬に「蹄にありがたい文字が書いてあるから見てみませんか?」と騙され、馬に蹴られて死んでしまう『ばかなオオカミ』という話は別。オオカミが最後「お・・・俺、そもそも文字、読めないしぃ〜・・・」と、自虐的に自分にツッコミを入れるあたり、私たち日本人と近い笑いのセンスを感じました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年4月14日
アンドレア・バレット
『地図に仕える者たち』

2013年4月7日
佐藤春夫
『田園の憂鬱』

2013年3月31日
アントニオ・タブッキ
『インド夜想曲』

2013年3月24日
アーノルド・ローベル
『ふたりはともだち』

アーカイブ
スーホーの白い馬/ハスロー・イーロン(モリンホール(馬頭琴))
モンゴルの音楽家、ハスロー・イーロンの自作曲。シリンゴル地方の民謡も使われています。イーロンさんは、北京民族歌劇団の独奏者、伴奏者。
あなたがいる〜葦毛の馬/モンゴル人民共和国国立民族歌舞団
モンゴル独特の唱法、ホーミーの曲。「美しい自然を背景に群れなす羊。そのそばに愛するあなたもいる」という民謡。羊飼い"スーホ"に。

母のいない白い小駱駝/モンゴル人民共和国国立民族歌舞団
モンゴルの民話「みなしごの白いラクダ」にちなんで。母を亡くした白い子供の駱駝が母を慕って泣く、という18世紀後半からよく歌われた歌をリンベ(笛)の独奏で。

 
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