地図はお好きですか？最近、古地図を手に街を歩く人が増えるなど「地図ブーム」だそうですね。私も幼い頃から地図が大好きで、特に観光地の詳細な地図（お土産物屋さんの店名まで書いてあるような細かいもの）を見ては、行く予定のまったくない旅の計画を立てて、悦に入っていたものです。そんな身近な地図が、19世紀、こんなに苦労して作られていたとは！命を賭けた地図を作る作業の崇高さはもちろん、女性でありながらこの作品を書くにあたって、実際にヒマラヤの氷河超えに挑んだというバレットの作家魂にも恐れ入りました。それにしても『地図に仕える者たち』というこのタイトル、内容を知れば知るほど秀逸ですね。
（アシスタント:藤丸由華／藤丸のブログはこちら!）

2013年4月7日
佐藤春夫
『田園の憂鬱』
2013年3月31日
アントニオ・タブッキ
『インド夜想曲』
2013年3月24日
アーノルド・ローベル
『ふたりはともだち』
2013年3月17日
福永武彦『草の花』

ワイルドフラワーズ/トム・ペティ
♪君は野の花の中にいるのが合っている、君には自由を感じられる場所がふさわしい♪という曲です。野生植物に魅せられるマックスに。アンドレア・バレットはアメリカの小説家なのでアメリカンロックを。