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子供の頃は名前が似ているというだけで『蝉丸』の札が好きでした。蝉丸、いかにも世捨て人という感じの風貌に哀愁が漂い、子供心に「可哀想・・・私だけでも好きでいてあげなくちゃ」なんて思っていましたね。今回大人になって改めて味わってみると、共感できる恋の歌、ちょっと怖い恨みごとの一首、その風景を見てみたくなる和歌など色々あって予想以上の面白さでした。そういえば中学の時、百人一首を全て暗記させられ、テストで書けなかった歌は後日、先生の前で全部言えるようになるまで暗唱させられましたっけ。校庭の藤棚の下で先生相手にひたすら諳んじた歌。実は熱烈な愛を込めたものが多かったとは、今その光景を思いだすとちょっと笑えます 。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年5月19日
深沢七郎
『楢山節考』

2013年5月12日
水村美苗
『母の遺産-新聞小説』

2013年5月5日
モーリス・ドリュオン
『みどりのゆび』

2013年4月28日
青山潤
『アフリカにょろり旅』

アーカイブ
また逢いたい/初音
「百人一首を題材にした時代劇「咲くやこの花」の主題歌でした。「逢う」は百人一首の世界のキーワード。恋の歌がたくさん選ばれています。
朝方ムーンライト/サザンオールスターズ
「今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな」など、”明け方の月”は恋の歌の伝統です。男性が女性目線でうたう歌も歴史があります。

誇り高く生きよう/忌野清志郎
♪ありふれたラブソング今夜も君に歌うよ 本当の気持ちだから♪親しまれた和歌に隠された奥深さ。日本の文化に誇りを感じました。

 
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