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アガサ・クリスティファンだからなのでしょうか。先日取り上げた『レベッカ』といい今回の『太陽がいっぱい』といい、女性作家のミステリー作品には毎度ドキドキさせられて読後の充実感がたまりません。今回も徹夜して一気に読んでしまいました。ところで小川さんは登場人物で気になる人というと大抵物語の片隅でひっそりいい味出しているキャラクターをあげるのですが、今回はずばり主人公のトム・リプリーから目が離せなかったそう。「グリーンリーフ夫妻の差し入れの籠を前にすすり泣きしたトムの心の闇の深さがなんとも可哀想で」。色んな意味で気になるトム・リプリーの物語は実は全4作!この後もまだまだ続きます・・・読みたいっ。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年6月4日
大岡信
『折々のうた(夏)』

2017年5月28日
ユーゴー
『レ・ミゼラブル(下)』

2017年5月21日
ユーゴー
『レ・ミゼラブル(上)』

2017年5月14日
田山花袋
『田舎教師』

アーカイブ
太陽がいっぱい/ニーノ・ロータ作曲
映画「太陽がいっぱい」のテーマ。オリジナルサウンドより。
Bella Ragazza Dalle Trecce Bionde (1938)(美しい娘)/カルロ・ブティ
ディッキー殺害後、パレルモのホテルに戻り風呂に入るトム。ディッキーになりきってバリトンで大声でこの曲を歌います。物語の後半、ディッキーの父親がつれてきた探偵とエレベーターに乗りながら「ずっと頭の中で鳴っていた。」というところにも出てきます。
 
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