2017/1/22
寒い日が続いていますが、みなさま風邪などひかれていませんか。
「今は超高齢化社会。若い世代と年配の世代との摩擦がすごく表に出ている。若い人ばかりではなく、すべての人ではないですが、高齢の方がワガママになっていると思う。今の時代の高齢の方は団塊の世代が多い。例えば近所の保育園や幼稚園の運動会に“うるさい”と苦情を言うのが、圧倒的にこの世代。待機児童問題がありながら、土地の値が下がるなどと、保育園や幼稚園の建設を反対する人たち。盆踊りがうるさいからと無音にし、除夜の鐘や年末年始の神社の賑わいがうるさいなどと言う。昔はそれを風情として捉え、自分にとって“うるさい”などもあるかもしれないが、辛抱しながらも世の中の人々に合わせ、文化や風情に合わせて我慢をしていた。今は、辛抱や我慢が高齢の方達からしてできなくなっている。私は『子どもが危ない!』(集英社文庫)という本を出していて、そこに前から書いているが、この国の在り方は間違いでしょうね。つくづくそんな事を思ってしまうのです。また、近しい間柄に限ってなかなか分かりづらいもの。親切には他人への方がしやすい。どこかで子どもは、いくつになってもお母さんでいて欲しい。親の方は“それだけ立派に育ってきているから少しは分かってよ”という甘えが出てくる。そこに摩擦がある。番組には親子関係の問題に関するメールをたくさん届きますが、みんな共通している問題。それは、良い嫁・良い娘でいたい事を押し付けると、こういう悩みになるという事。本当に相手を愛しているのかというと、自分を愛している。だから摩擦が出る。本当に相手を愛していれば“お母さん、淋しいんだな。ごめんね”という余裕がある。その摩擦というものは、心育ての為には絶対に必要だと思う。それで大人になっていく。それをしないと、みんなが子どものままになってしまい、辛抱、我慢、協力、協調ができない人間が出来上がってしまう。面倒な事は全部省く事を良しとしてきた社会の問題。面倒なところでこそ、大切なものを育む事ができるのです」という江原さん。
今日は『親』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇When I'm sixty four / ザ・ビートルズ
◇誰かのために / 江原啓之



「ご相談したいのは、熊本の実母との関係です。地震で家は大丈夫でしたが、祖母宅は倒壊したので解体し、色々大変でした。小6の娘と夏休みに主人も含め、家族3人で帰省し、手伝ってきました。そしたら母に“遠くの親戚より近くの他人たい。お前たちから何もしてもらってないし、親子の縁は切る。もう帰らんでよか”と言われ、滞在中毎日文句を言われ、受験生の娘は実家では勉強できないので、塾の自習室を借りて一人で勉強しました。娘は“もう熊本へ行きたくない。ママだけ行ったら”と言うようになりました。母は私たちの家族の文句を目の前で言い、話すと否定的な事ばかり。主人へ母は“もう縁は切らせてもらうので、何もしなくていいです”と言うし、何もかも関係がおかしくなりました。母は元々口が悪く、実家にいた頃は親子喧嘩が絶えず、否定的な事ばかり言うので、私はうんざりして大学で上京し、そのまま就職、結婚しました。親が高齢になったら熊本へまめに帰り、サポートしてあげたいと考えていましたが、今のままでは難しい気がします。関係を回復するのはやはり難しいのでしょうか。去年の夏、帰省して関係が悪化し、複雑な心境です。娘は中学受験。我が家は通塾せず自宅学習で勉強し、本人も頑張っているので、今はそれに向けてサポートに徹しています」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたは女性。女性だったら簡単に分かりそうなのに。自分の事は見えないのですね。大体、分かって欲しい時に限って反対の事を言うもの。“もう結構です”“いいです。やっときますから”とか。なぜ母になると見えなくなるんだろう。恋愛もそう。本当はそうして欲しいのに“いい”“いらない”と、淋しければ淋しい程、そういう事をみんな言う。“本当にいいんだ。ふーん”となると恨みが増加していく(笑)。それが人間の心理。人の口は反対の事を言う事が多い。要は淋しいんです。言葉を変換すれば“一番大変な時に側にいてくれなかったくせに”“いい時ばかり余裕を持ったら来て。何が受験だ。私は生きるか死ぬかだったんだよ”と。こういう事は全部“民謡だ”と思う事。バカにするのではなく“ハイ〜ハイ”と心の中で言いながら、自分の中で“淋しかったの”と変換してみる。そして“ごめんね。本当にごめんなさい”と言っていればいい。“せっかく帰ってきたのに。ウチだって旅費がかかって大変なのに”という気持ちもあるからなのでしょう。灯台下暗しなのです」


「去年の11月に母が亡くなりました。直前まで元気だったのに、クモ膜下で突然倒れ…。意識が戻ることなく2週間程で静かに旅立ちました。びっくりで急転直下とはまさにこの事。入院してから今に至るまで家族中大変です。数日前は父方の親戚が亡くなり、ただでさえ気落ちしている父が、もっと元気をなくしているのも心配です。でも私はどういうわけか明るい気持ちなんです。入院した時は心配で泣き、亡くなった時も泣きました。今もまだ時々、泣くし淋しいです。でもどこか穏やかな気持ちもあって。心配は尽きません。仕事の事、お金の事、家族の事…。今まで以上に心配が増え、不安で寝られない事もあります。それなのに穏やかな気持ちになるなんて、私はどこかおかしくなってしまったのかと。でも江原さんの言葉に納得しました。今は色々重なっているけれど、そういう時なんだと。これからまた色々開けていくから始まりのドキドキもあるんじゃないかって。実は母と最期に交わした言葉はあまり良いものではありませんでした。だから一度でも少しでも意識が戻ったら謝りたいと思っていたけど叶わなかった。許してくれてなくても私が向こうに行ったらまた喧嘩したいなぁと。また呑気ですが…。これからも放送楽しみにしています」というメールをいただきました。

江原さん
「“急転直下とはまさにこの事”と言うけれど、何でも人生はすべてそうだと思う。“またいつでもあるや”“またいつでも会えるや”と思っている事が問題。そういうふうに思っていないといけない。重なる時は重なるというけれど、節目というのがある。よくあるのが御目出度い事とお悔やみが重なるという事。結婚式と不幸。けれど、魂の事で言ったならば、不幸な事ではなく、いずれ帰る事。穏やかな気持ちになれるというのは、どこかできっと“この人、生き抜いたんだな”という事が分かっているから。欲を言えばキリがないけれど、悔やみもない。こういう人生は良いと思う。あとは、まさにお母さんの気持ちが伝わっている場合もあるんです。お母さんが“いいんだよ。これで満足なんだよ”と。また、泣いてばかりいると亡くなった方が引きずられて、ずっと浄化できなくなってしまう。“母は成仏していますか”と訊かれると“あなたの心はどうですか”と訊くんです。そこが比例する。お互いに悲しみを解き放っていかないといけないのです」


●江原啓之 今夜の格言

「親子といえども人間関係ということを忘れてはいけません」
「親しき仲にも礼儀あり、です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
◇ 若者メールからのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ 1月・2月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
2017/1/15
『おと語り』には、若い方からご年配の方まで男女問わず、たくさんの方からメールをいただいております。いつも本当にありがとうございます。
「ラジオの底力っていいですね。リスナーさんたちと見えないんだけれど、交流がある。色んな世代の方たちとコミュニケーションができ、一体感や連帯感があり、共生している気がしていて、いいなぁと思うのです。今年もたくさんの出会いがありますように」という江原さん。
今日は、たくさんの方からのメールをできるだけご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇True Colors / シンディ・ローパー
◇愛はそこに / 江原啓之



「私は、先生や周りの大人の人にすごく恵まれているなと思います。高校生の時、数学が恐ろしくできなかったのですが、そんな自分を最後まで見捨てず、ボーッとしていた私を人間として育てようとしてくれた数学の先生がいたり、要領が悪く不器用で、バイト先の仕事がなかなかできず、雑用ばかりで自己嫌悪になっている自分に“それでも良い。それも必要な仕事だから”と言って、ネガティブに落ちていた心を救い上げて、気にかけてくれた大人の人もいました。今も新しいバイト先で、オープニングでご自分もかなり忙しいのに、全体に目を配って、更に私にも積極的にコミュニケーションを取って和ませてくださる大人の人もいます。歳が変わってもバイト先が変わっても、必ずといっていい程、気にかけてくださる大人の人がいて、本当に有難く幸せ者だと思っています。確か年上の先生などに恵まれるというのは、ご先祖様の行いが良かったからだと江原さんがおっしゃっていたような気がするので、私の子孫も助けてくれる大人に出会えるよう、私自身も徳を積んで行かなければと思います。徳を積むために具体的にどうしたら良いのかがあまり分かっていませんが、まずは困っている人を見つけたら、積極的に助けに行くという事を心がけようかと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「素晴らしいですね。ですが“良き種をまけば自分に返ってきますよ”とは言っていますが“ご先祖様の行いが良かったから”だとは、言っておりません。しかし今の時代、大人が恥ずかしい。あなたの周りにいい大人がいて良かったです。“困っている人を見たら、積極的に助けに行く”というのは、本当に有難い事ですね」


「結婚して3年目の専業主婦です。子どもは2人います。つい最近、完全に私が悪いケンカをしました。主人のお友達でもあり、私のお友達でもある男の人は、よく家に来てもらって、週末にいつもお酒を飲んでいます。ある日、主人とケンカをし、その人に色々と話をしていました。“○○も大変だよな。よく頑張ってるよ”と慰めて頂き、頭を撫でてもらい、ハグをしました。しかし、これは完全に慰めのハグでした。それを主人に見られ、浮気を疑われ大暴れ。話し合いにもなりませんでした。お互いに気持ちがあるない関係なく抱き合っていたという事実を、許す事ができないと離婚を申し立てられました。彼は、一体どうしたいのでしょう。彼の気持ちを少しでも聞けたらいいのにと、落ち込んでいます。そして、私は何をすればいいのでしょう。少しでも気持ちが楽になりたいです。完全に私が悪いケンカです。仕方のない事は分かっていますが、だいぶ手も挙げられました。解決策なんてありません。江原さんのお言葉を少しでも聞けたらと思いました」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。ですが、あなたが悪い。あなたの何が悪いかというと、親しき仲にも礼儀ありで、抱き合う事はあってはならない。しかもその内容が、主人とケンカをして、その人に色々と話をしていた事。いくら親しい人でも慰めのハグだといっても、日本では通用しないと思う。どうしてハグをされるのか。そこには自己憐憫がある。自分が悪い。そして嫌なのが“少しでも気持ちが楽になりたい”というところ。“他の人との間にあった事は一度もなかったのです”というマザー・テレサの言葉の様に自分の問題。私もあるご夫婦の奥さんに“また今度も頑張りましょうね”とハグされそうになった時“いくらなんでも”と思って、咄嗟に旦那を必死に引っ張って、旦那も含めてハグをした。そしたらスクラムのようになりました(笑)。旦那さんの前だとしても、奥さんだけではおかしい。色んな感情をそこでサッと察知をしなければいけない。どんな時でも、見ていたらという事を考えていないと。自分の事しか見えていないから、こうなるのです。2つしか道がない。とにかく“あなたの事が一番。私がすべて悪い”という事を言い続けるか“ダメだな”と思うのであれば、手も挙げられた事もあるのだから、完全に戦ってちゃんと慰謝料を貰って別れるか。2つに1つ。自己責任で決めてくださいね。あなたはすぐに人に頼って、自己憐憫になる。自分を憐れんでもらおうという甘えがあり、いつも人に頼ってもめているのだから、今度こそは自分の責任で解決する事。子どもさんもいるんだし、頑張ってくださいね」


「私はアルバイトをしながら俳優業を営んでします。本業での稼ぎはほとんどなく、俳優をする度、赤字になる生活に嫌気がさしていました。赤字を克服すべく、夜中働いて生計を立てる毎日。それはそれは大変で、心の余裕を失った生活。このままではいけないと、これまでの生活を顧みたところ“周りに人たちへの感謝が足りていない”という答えに出会い、その瞬間ハッとしました。どんなに生活が苦しくても三食しっかりと食べられる。どんなに疲れて帰ってきても温かい布団で眠れる。どんなに心乱される事が起きても、周りにたくさんの味方がいる。それに気付いた途端、僕を支えてくれているたくさんの人たちの顔が次々と目の前に浮かびました。お恥ずかしながら、僕はその人たちの事を忘れていたようです。今の恵まれた境遇が当たり前で、この生活に感謝をする心を置き忘れていました。なんとお恥ずかしい!その事に気付くと心が軽くなり、この程度へっちゃらだと思えました。これから先、今以上に苦しいと感じる日が訪れるかもしれません。ですが“感謝”だけは決して手放さないよう生きていこうと思います。気付きをくれたこの番組になんとお礼の言葉を申し上げて良いものか。これからも『おと語り』の放送楽しみにしています。今日も張り切ってお仕事に行って参ります!!」というメールをいただきました。

江原さん
「大変だねぇ。けれど責任主体。ひとつの秤は、自分の人生をグチグチ言ったり、人を羨ましく思ったり、妬ましく思ったりするかどうか。それであれば、仕事を変えるべき。そうではなく、喜びと感謝というものがあったら、あとは自分の責任でやっていけるという事だと思います。そこを秤に、頑張ってくださいね」


「このところ私に起きる出来事が“エンジェルさんかな?”と感じる事が多くあります。まず、我が家では長年パスタ用の鍋がなく“大きな鍋があったらなぁ。ついでに炊飯器も新しくしたいなぁ”と願っておりました。でも、どうしても欲しい!と、大して執着もしていなかったある日。地域の不用品コーナーなるものを見つけ、何気なく見ておりました。コップや皿を頂く代わりに募金をするコーナーを立ち去ろうとした!その時!一人のおじ様が大きな箱を2つ抱えて入って来られ“寸胴鍋と炊飯器なんですが、誰か使ってもらえませんかねぇ”と。私はその時、その方がエンジェルさんに思え“良かったら私に頂けませんか?”と、自分でも驚くはっきりとした声でお伝えすると、おじ様のエンジェルさんは“わぁ!嬉しいなぁ!”と仰り、私は寸胴鍋と炊飯器を一度に手にする事ができました。もちろん、ちゃんと募金させて頂きました。どちらも新品同様。家に帰り、寸胴鍋と炊飯器に深々と礼をし“大切に使わせていただきます”と、大きな声でお礼を申し上げました。他にも、なぜかお米がそろそろないなぁと思うと、夫が会社から10kgの米を頂いてきたり。不思議と欲しいなぁと、ふわっと思う物をどこからか頂いてきたり。私は感謝と共にエンジェルさんの存在を信じ、暮らしております」というメールをいただきました。

江原さん
「幸せですね。ポジティブ。すごく素敵で可愛い人。“大切に使わせていただきます”と、大きな声でお礼を言う。こんな奥さんのところに物は来る。どこで使ってもらうよりも、この人に使ってもらいたいと思うもの。感謝のない人の所には行きたくない。素晴らしいエンジェルさん。あなたがエンジェルさんだと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「すべてのいのちの調和こそ、未来を拓く道です」
「未来を輝かす魔法。それは愛です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
◇ 若者メールからのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ 1月・2月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから
2017/1/8
寒い日が続きますね。
まだお正月気分が残っている方も多いのではないでしょうか。
「先週は“笑って、明るく”と申し上げましたが、現実には悩みも多くある事と思います。お正月も過ぎると、現実が見えてくる頃ですね」という江原さん。
今日は、現実を直視し、私たちがどのように進んで行ったらいいのかという事を一緒に考えていきました。

今夜お届けしたナンバー
◇Blackbird / ビートルズ
◇風 / 江原啓之



「私は介護職で働かせていただいています。天職と思っていて、とても楽しいです。私は未婚で80歳を越える父親と二人で暮らしています。私はこのまま結婚せず、天職と思う仕事を努めるつもりです。けれど、今まで介護施設で勤務して、ここで親をみてほしいと思った施設はありません。独り暮らしの高齢者は、もっと心配する事があります。携帯電話を持っているのか、電気がきれたら誰が電球を変えてくれるのか、灯油がきれたらどうするのか、美味しいと思う物が食べられているのか、スーパーまで行けるのか。荷物が多い時は?タクシーは高いし、年金は安いし…。と、考えればきりがありません。どうか弱い立場の方が安心できる生活になる世の中になりますように。家族がいても、色々あって淋しい人もいらっしゃる。家庭の事情はあるだろうが、何も知らない他人の介護福祉士だからこそ接する事ができる。これはいいと思います。世の中が穏やかになりますよう。私の大好きな人たちが幸せになりますように」というメールをいただきました。

江原さん
「考えさせられますね。私は昨年末に、女性セブン(小学館)で緊急提言をしました。橋田壽賀子先生が安楽死を希望するという話に対し“戦争を生き抜き、描いてきた橋田先生が、安楽死をしたいなんて言ってはいけません”という記事を出した。橋田先生からは“江原さんは、お若いから”と短いコメントがあった。けれど“若いから”と言ったら、橋田先生より年上の方はあまりいらっしゃらないから、誰も言えなくなる。1月早々に橋田先生と対談をして参りました。それも、そのうち記事になると思いますのでぜひご覧ください」


「テレビで『今どきマンションは挨拶禁止』という特集を組んでいました。“挨拶でも見知らぬ人に声をかけられたら逃げなさい”と親が子へ教え、今まで挨拶をしていた年配の方も“無視されたら不愉快だったから挨拶禁止に賛成”と組合で意見が一致し、挨拶禁止ルールになったとの経緯。私は反対です。そんな決まりより、親同士が挨拶する姿を子どもに見せる事からではないかと思います。責任も取れない・判断ができない年齢であれば“見知らぬ人で、それ以上の関わりを求めてくる相手には警戒しなさい。相談しなさい”と、周りの大人が教えればよいと思います。例えば災害時。見知らぬ人同士助け合う。困った時はお互い様。私は日本人として、このような国民性を誇りに思っていましたが、この言葉を昔話にしてしまうのでしょうか。『困っていても関わるな』『自分さえ、自分たちさえ良ければいい』という無機質な物質的価値観に染まった未来が迫ってきている様に思います。中国の『子どもが道端で倒れていても誰も助けないで通り過ぎる無関心さ』を動画で観てゾッとしたのも束の間。日本もこのような事態になっている。江原さんの『子どもが危ない!』(集英社)の危険性が顕現された世界。責任主体という言葉を再認識する必要があると感じました」というメールをいただきました。

江原さん
「先程の介護福祉士の方からのメールの内容と違うようで、似ている問題。安楽死を希望する問題に関して、今、日本では60%の人が賛成しています。多くの方は“安楽死”と“尊厳死”の違いが分かっていない。“尊厳死”というのは、余命が幾ばくかとなった時、積極的治療を拒否し、生きている時間のクオリティを高めたいという事。例えば治療の薬などでまともに動けないというよりも、家族やお友達と会ったり、旅行をしたりした方がいいという考え。これは私は肯定しています。“安楽死”というのは“もうどうせ死ぬのだから、早くに逝きたい”という事。痛みの恐怖など、色んな事があるのでしょう。その“安楽死”を橋田先生はお望みになっていらっしゃる。みなさんも、ただ傍観するのではなく、何か意見を伝えて欲しいなと思います。多くの方が賛成していたり、ネットで“潔い”などの発言もあり、テレビでもやっている。私は無責任だと思う。そういう人たちがみんな本当にあなたも安楽死を望むのかというと、違かったりもする。“死にたい?いいんじゃないの?死ねば?”“自分の命なんだから自分で決めればいいよ。でも、自分は生きる”というような世間はちょっと冷たく、意地悪な気持ちが入っているような気がする。私も橋田先生の仰っている意味は分かる。私が熱海にいる時も、結構な確率で熱海市から “○○町で、お年寄りがいなくなりました。思い当る方はお知らせください”という緊急のアナウンスが流れる。認知症の方の徘徊。見つかると“見つかりました”というアナウンスもちゃんとある。橋田先生もそういった放送を聞く度にゾッとするんだとか。自分もそうなるのではないかという恐怖。ご家族もいないから、そうなる前にという考えらしい。けれど人が“安楽死”しますというというところを、みんなで“ハイ、じゃあさようなら”と言う心ってどうかなとも思う。最後は橋田先生の責任主体だけれど“ダメ”という事の優しさというのもあると思う。無関心であるという問題とつながっている気がする。年末の除夜の鐘がうるさいという話も同じ。自分の事しか考えていない。盆踊りがうるさいという意見に、イヤホンを着けて踊るという話もあった。“迷惑だ”と言った者の勝ちという世の中。なぜ、分かち合って共有して楽しんでという輪を持てないのだろうか。除夜の鐘も仏教徒以外はうるさいのかもしれないけれど、それは風情。“新しい年が…”と思うから、私はあの音が聞きたいですけどね。熱海に行って良かったなと思うのは、日本の未来が見える事。観光客以外はお年寄りだらけ。何の当てもなくバス停のベンチに座っている方もいる。これから社会はどんどんそうなっていくでしょう。こんな事を言っても始まらないけれど、まずは行政の問題。国がこういう風にしてきてしまっている。待機児童の問題もそう。みんな共稼ぎだし大変。その親世代は親世代で、お年寄りで気の毒だけれども、どこかで何も考えずにきてしまったというところもあると思う。だからといってお年寄りを責める気にもなれない。みんなで育んでいく必要があると思うのです。これは大きな問題。私は“安楽死”は自殺だと思うけれど、自殺は増えると思う。心中や介護など現実的な問題。これからの時代、福祉だけでは頼れない。みんなで助け合うという心がないと、日本はもうもたない。それに反し、挨拶もしないという風潮。これから益々、地獄化していくと思うのです。私は敢えて憎まれ者・嫌われ者になって、言い続ける事が大切だと思っているのです。優しい気持ちになりたいですね」


「先日、夜中にテレビをつけたら、東北の被災された男性の方がガラス張りの電話ボックスの様なものの中で、亡くなったご家族に向けて慟哭されていました。お父さん、お母さん、奥さんと1歳のお子さんまで亡くされて、独りぼっちになってしまって、何の為に生きているのか分からないと泣き叫んでいました。その映像を観て聞いて、私はなんてちっぽけな事で悩んでいるのかと申し訳なく思いました。悩みはたくさんあるし、理不尽な思いをする事も多いけど、私には家族もいるし、住む家もある。この事がどんなに幸せな事なのか、当たり前なんてこの世の中に一つもないのだと思い知らされました。人の為に私が出来る事をやっていきたいと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「私もこの番組観ました。つながっていない電話ボックスの中。被災した後、みんな一生懸命頑張って、心を明かさず、家族であっても告げずに生きているんですよね。だけど、そこに本音を語りに行って泣く。自分の思いを告げるというのは大事な事。心に問いかけるようなこういう番組、もっとやって欲しいですね。今はお笑いの番組ばかり。笑いも大事。けれど、反対側も大事。ドキュメンタリー番組、減りましたね。また、倉本聰先生の『走る』というお芝居も始まります。今度はどういう問いかけがあるのかも楽しみです。私はいつも倉本先生のお芝居を観る時は、どんな問いかけがあるのかなと思う。上の句、下の句のように、自分の答えを出すというのをいつも楽しみにしているのです」

富良野GROUP特別公演『走る』の公演スケジュールはこちらから


●江原啓之 今夜の格言

「現実を直視すること。それが地に足をつけて生きる道です」
「現実を直視すること。それが先見の明です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
◇ 若者メールからのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ 1月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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