2019/1/13
1月14日は成人式ですね。
今日は『若者からのメール』を紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Together Again / ジャネット・ジャクソン
◇旅立ち / 江原啓之



「小学校の頃は優等生で、勉強も好きでした。けれど中学高校は勉強を怠けてしまい、結局大学は指定高推薦で入れたものの、偏差値のとても低いところです。ずっと競争で負けっぱなしで、何の努力もしないで、落ちこぼれのまま、ここまで来てしまいました。サークルにも入る気がしなく、毎日ボーッと生きていて、何の気力も湧きません。単位もあまり取れなくて、留年しそうです。今、大学2年生です。なんだか生きている意味もなくなってしまいました。アドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「なんとなく鬱っぽくなってしまっていますね。最近、心の部分だけでなく、添加物や遺伝子組み換えなど、食品が体に及ぼす影響というのもあるのではないかと思うのです。スピリチュアルなことというのは、スピリチュアルだけではダメ。ここは現世なので、フィジカルなこととスピリチュアルなことの両立が大事。なので、まずは規則正しい生活をすること。ご飯やお味噌汁に野菜などをしっかりと摂る。お菓子などを食べて終わらせてしまうと栄養が偏ってしまう。スピリチュアル・心の部分では、大学のこんな出来事だけで人生は決まらないということ。学校の成績と、人生の活躍は別物。それよりも生き抜く人間力の方が大事。私も20代の最初の頃は、本当に自分がどうなるのか分からず、鬱々と生きていた。ただその時、一点だけ忘れないことがありました。“私はこのままでは終わらない。まだ時代がついて来ない。これからなんだ”という根拠のない信念だけはありました(笑)。諦めないでください。そして、あなたが本当にやりたいことはなんですか?夏休みなどにバックバッカーなどをしてみてもいい。型をはずした方がいい。例えば“自然が好きだ”というならば、漁師という道もあるし、なんだってある。そして、今ないものもある。確かに親に迷惑がかかるかもしれないが、留年しそうだったら、その留年の一年を有効に使った方がいい。もったいない一年だけにはしないで欲しい。人生に無駄はない。まだそこで諦めないで、メニューを増やしていってください。それからでないと選択ができない。頑張ってくださいね」


「私は昨年の夏、大学を辞めました。本当にやりたい分野が諦めきれなかったり、その環境自体自分に合っていなかったり。もっとガツガツ勉強できる環境に行きたくて、日本にあるアメリカの大学への進学を決めました。学費が高い大学の為、映画館で仕事を始めました。初めはお金を貯める為に頑張ろうと思っていました。ですが家庭環境のことで入学のタイミングが延び、フリーターの期間が伸びるにつれ、貯金の為だけと考えていたバイトだったのに、もっと仕事できるようになりたい、認められたい、社会経験もっと積みたい、と考えるようになりました。バイト先の付き合いも増えてご飯に誘われることも増え、お金も当初思っていたより貯められず、なーなーになってしまっていました。そんなとき母から“本当に大学に行きたいなら付き合いだって断って貯金だけに励むべき。バイトは大学へ行く為だけのものだろ”と喝を入れられました。確かに甘えていたのかもしれない。本来の目的を見失っていたのかもしれない。目先の事だけで先を見ることができていなかったのかもしれない。本当に反省しました。大学には今でも行きたいですし、学びたい気持ちも変わりません。今からでもやり直せるでしょうか。一度決めた事。最後までやり通す意思を固く持っていたはずなのに、こんなにブレてしまったのは初めてです」というメールをいただきました。

江原さん
「分かる!ある種のゲート前の馬みたいなもので、今を生きてしまっている。あなたは早く認められたいのでしょうね。けれど、もっと先で認められるようになること!目先のことで喜んではいけない。でもあなたは分かっている。ここで仕切り直しましょう!日本の文化の良さは“切り替え”。正月や節分など“節”がある。切り替えをたくさんしていってくださいね」


「僕は来年で受験生になる高校2年生です。僕は自分の夢というのはあまりはっきり決まっていませんが、なんとなく映画が好きで、面白そうなので翻訳家になりたいと思ったことから、留学しようかと思い始めました。なんとなくで留学を決めるのは良くないことかと思いながらも、もし、留学するなら両親にあまりお金がかからないようにと思い、国立を受験しようと思いました。しかし、僕の学校は進学校で成績にたいして凄くうるさく、合格実績を気にするような学校で、浪人を出したくないので“お前の成績で国立は無理だ”と言ってきます。さらに、僕の成績は自分の努力不足なのかまったく上がりません。自分が勉強しても友達に成績を抜かされていき“僕はなぜこんなに勉強ができないんだろう”と、最近思います。僕は勉強したことでも、何となく過ごしていると、すぐに忘れてしまいます。僕はどうすればいいんでしょうか?江原さん、意見をください」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。成績を上げるということもあるけれど、受験の勉強はコツなのではないか。行きたい学校の過去問をやってみる。傾向と対策。全部の優等生になろうとすると漠然としてしまうのでダメ。だから予備校や塾が流行るのでしょうね。学校が“お前には無理だ”というのはとんでもない。学校の実績を上げたいというのもあるのでしょうが、酷い話ですね。私はよく“真・副・控”と言いますが、何が“真”なのかということ。優先順位で一番なのは、生徒のヤル気。学校の実績というのは“副・控”。結果論ですからね。今、学校が受験予備校のようになってしまっているのかもしれませんね。でも、早くからやりたいことが見えてきているというのは、すごく幸せなこと。けれどまた方向が変わったら、それはまたその時のこと。まずやる!まだまだ間に合う!コツがある!頑張ってくださいね!!」


「私は、漠然と小さい頃から、将来に対する不安があり、一人になると、見えない明日のことを考えてばかりです。もう、大学3年生でもありますから、就活に対する不安もあります。最近では“友達は多い方がいいのだろうか?でも、私は、寂しがり屋なところはあるのに、友達作り下手で、限られた友達しかいないし”とか考えています。私は、ネガティブな考えばかりで、ポジティブシンキングをするのが、癖付いていません。どうすれば、過去を振り返らずにポジティブになれますか?人は、過去を引きずる癖が誰でもあると思いますが、過去を断ち切る方法を教えてください。お願いします!」というメールをいただきました。

江原さん
「簡単です!みんな考える割には、定義を考えない。哲学をもっとするべき。まず“友達”という定義はない。多くの人が思う“友達”というのは“依存心”。“友達だったら絶対にこうしなければならない”というのは誰が決めたのか。だから友達が多い・少ないという定義もおかしい。人というのは支え合って生きるものだというけれど、それが前提はダメ。いざという時には助け合う。人という字は支え合っているのではない。立って歩くという象形文字ですからね。みんな都合よく“人という字は支え合う。だから甘えていいんだよね”という免罪符で語る。それは違う。基本は支え合わない。自律する。自分で自分を律する。それが大切。ネガティブになるのは、基本的には甘えと依存心があるから。それを切り捨てる。そうすると淋しいと思う人がいると思うけれど、そんなことはない。みんなが自律してこそ支え合える。みんなが甘え合うことを考える方が淋しいんです。そういう考え方に変えればポジティブになる。過去を引きずるのも結局のところ甘えがあるから。それは自律によって自然にすべて断ち切っていけるのです。心の断舎利ですね。あなたはまだ若い。これからあなたの力を待っている人がたくさんいます。輝いてくださいね」


●江原啓之 今夜の格言
「これだけは忘れないでください。あなたの人生は、あなたのものなのです。」
「自由には責任が伴います。自己責任さえ取れれば良いのです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 1月・2月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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