2013/11/17
11月17日は『家族の日』。
少子化現象や家族の団らんが失われている事を危惧して、政府が2007年に制定しました。
「“家族の日”というのがあるというのは、すごく良い事。でも今、みんなバラバラの生活をしていて、一日に一回顔を合わせるくらいで、一緒にまずご飯を食べない。朝食だけは一緒に食べましょうという家族もあるが、それも時間帯が違うとしんどく、その無理がたたるのもきつい。少しでも時間がある時に、なるべくそこに込める事が大事」という江原さん。

今日は、家族をテーマに番組をお届けしました。



今夜お届けしたナンバー

◇Satisfaction / ローリング・ストーンズ
◇やから道 / 江原啓之


「私の父は、基本的な挨拶も出来ず、家族とのコミュニケーションが全くありません。定年した今、ずっとTVと向き合って過ごしています。私が帰ってきても、こちらを見ようともしません。元々私と父は仲が悪く、本音を言うとそんな父の事を嫌いというより、憎しみさえ感じています。父がどうしてそうなのか理解したいのですが、話しかけても都合の悪い質問だと、TVを見て黙ったままです。父は短気で、意見を言われると、言われたこと自体に腹が立つようで、それを必死に抑えているのが分かります。普通の会話さえ出来ません。幼少期からこの事があって、今も苦しんでいます。乗り越えて、理解して、卒業したいです」というメールをいただきました。

江原さん
「分かります。ただ私は、お父さんと娘が合わせ鏡に見える。人の心理を逆に考えてみて欲しい。家族の事を愛していなかったらその場にいない。表現下手かもしれないが、ずっとTVを見ていたりしながらその部屋にいる。物質的に会話をしたからいいのか。形に捉われ過ぎると、今日の言葉のように“成果主義も過ぎれば、心の平和を失う”事になる。お父さんはこうしていても、あなたをいつも見守っているんだと思う。お父さんは表現が出来ないんだと思う。私の父も私が4歳の時に亡くなりましたが、正にこういう人だったよう。人との接触が出来ない人。親戚が来て、みんなでワイワイしていても、自分は隅か、隣の部屋にいる。でも、いる。いる事で精一杯参加している。だから、そういう人の気持ちも分かってあげればいい。本当の事が言えない似た者同士。本当はお互いが心配している。そんな気がします」


「ここ最近、2歳10か月の娘に辛く当たってしまう自分自身が情けなく思います。いつも私は些細な事でイライラが募ると、子どもに八つ当たりをしてしまい、すごく反省をしています。子は親の背中を見て育つと言われているように、娘は素直に育たなくなってしまう可能性大な気がします。環境も、父親と離れて過ごしているので、早く家族で住める家を探している最中です。娘の行動は2歳児特有ですが、この時期の子どもとどう接したらよいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「この文面の中に表れていますね。お子さんを考える前に、まず、あなた。あなたが一人で抱えていて辛く、イライラしてしまうから、当たってしまうのではないか。早く家族で住める家を見つけ出して住む事。お子さんが父親と一緒に過ごしていないからイライラするのではなく、お母さんが不安でイライラするから、子どもにそれが伝染してしまう。親は当たってはいけない。いけないけれど、こういった時、誰もが“うるさい”等と言ってしまった経験をしていると思う。しかし、そこからが分かれ道。あなたのように申し訳ないと思っている人と思っていない人で、道が変わる。思っていないと子ども自身に影響が出てしまう。悪いと思っていると、後々までそういう気持ちがあって宿るものです」


「私は再婚をして幸せに暮らしていますが、いつも何か問題を抱えている感じがします。私の連れ子と主人がうまくいっていなかったり、主人の先妻のお金の問題等です。金額が大きい為、この先も不安です。主人は仕事も頑張る真面目な人です。私と一緒になって、主人は不幸になったのではないでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「自分に障りがある等は関係ないのではないか。人間は負があるから頑張れる。なんの負荷も無くなってしまうと、ダラッとしてうまくいかなくなってしまう夫婦もいる。何かひとつ、越えなくてはならないハードルがある方が、家族仲良くやっていけるもの。不安は怠惰。遠距離走でもそうだが、先を見ない事。足元を見る。それが大事です。いつの間にか幸せになっていますよ」


「義姉が苦手です。昔の少女漫画に出てくる意地悪な女のような人です。おだてて持ち上げれば、その場の会話が成り立ちますが、そんな事をする自分に疑問を持ち、この前は挨拶をして、特に自分から話しかけずにいたら、何も話さないで終わりました。自分では何もせず、人の事を羨ましがったり、感情で怒鳴り、親との連絡を絶つなど、人としてのあり方が好きではないので、本音は一生会いたくないです。とはいえ、会わないという選択は良心が咎めて出来ません」というメールをいただきました。

江原さん
「良心が咎めるのであれば、接して話せばいい。あなたも、義姉も中途半端。全然ベクトルが違う中途半端に変わりはない。波長の法則。類は友を呼ぶ。意地悪な人もいるが、幸せな人は意地悪をしない。だから、あなたの事がどこかで妬ましいのではないか。あなたも良い人仮面をやめて、もう少し接したらいいのではないでしょうか」


「主人は毎日仕事が忙しく、休日出勤もよくあります。休みの日になるとグッタリして、死んだように寝ています。疲れ過ぎて体を動かす気になれないようです。江原さんも毎日忙しいと思いますが、お勧めの健康法はありますか。また、疲れている時、奥様にしてもらって嬉しかった事はありますか」というメールをいただきました。

江原さん
「一番の健康法は睡眠です(笑)。奥様にしてもらって嬉しかった事は、ほっといてもらう事です(笑)。こういう時の過干渉は一番疲れる。カップルはいい。結婚してある程度経てば、ほっておくという愛情もあるという事です。このラジオをお聴きの既婚者の方、特に男性は“うん、うん!”と言っていると思います。そうです。ほっておいて眠らせてくれる事です(笑)」


●Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

◇リスナーのみなさんの生の声が聴きたい!『突電コーナー』ご好評いただいておりますが、こちらからかける場合は“非通知”となりますので、あらかじめ“非通知解除”をお願いします。

◇11月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
11月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「成果主義も過ぎれば、心の平和を失います」
  
「国破れて山河あり。大切なものを忘れていませんか」
  
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ 突然の電話コーナー
◇ しょく語り
◇ 厄払いのコーナー
◇ 11月お誕生日の方
◇ De.Recella城嶋さんへの質問コーナー

メッセージの応募はこちらから