2021/1/24
寒い日が続きますね。
「私のところには“江原さん、こんなときどうしたらいいのでしょう?”という質問がよく来るんです。不幸になる三要素、自己憐憫・責任転嫁・依存心。『おと語り』を聴き始めたばかりというリスナーさんもたくさんいるので、どういうことが不幸になるポイントなのかということも含めてお話をしていきたいと思います」という江原さん。
今日は『江原さん、どうしたらいいでしょう?』というメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇SHE / エルヴィス・コステロ
◇愛の日 / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「小学3年生の息子のことで相談させていただきます。最近学校の担任の先生から電話があり、息子がいじめをしているとのこと。同じクラスの女の子の机に“死ね”と書いた紙を入れ、しかも自分の名前ではなく、別の男の子の名前を書いて、机の中に入れていたということでした。子どもにどうしてそういうことをしてしまったのか聞くと、“二人はいつも先生に話しかけられて、褒められて、うらやましかった”と言いました。2人は勉強も運動もできて、常にうらやましかったとのことです。女の子は学校に行きたくないと思うほど、精神的に追い詰められてしまったと聞きました。犯人がわからなかったため、先生は筆跡鑑定を行い、他の男の子のことを疑い、話を聞いたけれどわからずじまいで、“死ね”の文字をよく見たら、うちの子の字によく似ている。息子は字に特徴があるので、もしかしたらと聞いたら、息子が犯人だったとのことでした。クラスの女の子、男の子にとても辛い思いをさせてしまったと心から反省しています。親御さん、先生にも辛い思いをさせてしまったと強く反省しています。もちろんお子さま、親御さんに謝罪します。今後このようなことを起こさせないためにはどのように子どもに接したらよいか教えていただきましたらと思い、相談させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします」というメールをいただきました。

A江原さん
「いじめる側からのメールというのはめずらしいですね。文章で少し気になるところがあるんです。“心から反省しています”という反省は、お子さんの反省なのか、親御さんの反省なのか。これが明確ではない。“今後このようなことを起こさせないためにはどのように子どもに接したらよいか”ということを聞きたいわけだから、子どもさん自体が罪の意識というのがわかっていないのかなというふうに思うんですよね。親御さんがきちんと理性的に行動を取らないと“自己憐憫”になってしまう。ただ“申し訳ない”“ごめんなさい”“可哀想”で終わってはダメ。こういったときにどうしたらいいのかというと、やっぱり子どもさんに“女の子がどれだけ追い詰められたのか”“どれだけ見えない相手から何かをされるということが苦痛なのか”ということなどを徹底して話さなくてはいけない。その上で親御さんもお子さんも一緒に謝りに回らなければダメですね。大事なのは、親がどれだけ真剣に謝罪しているのかという姿を見せること。そういうことで子どもというのは“やっちまった…”という気持ちが残るんですよね。その気持ちが残ることは決して悪いことではない。時代関係なく、親が“申し訳ない”と、これだけ謝ってくれたとか、そういうことが大人になってから心に残ってますという話もよくある。やっぱり親の姿を子に見せることなんですね。お子さんとしっかりと向かい合って、そしてしっかりと子どもと一緒になって謝罪して反省していくということ。親の真剣さを見せることが愛なのです」

Q★ご紹介したお便り


「新婚1年目、仕事で落ち込む夫をどのように支えて行くのが良いか人生の先輩にお伺いしたくメール致しました。夫が昨年新卒から10年以上勤めた前の部署を自らの意志で異動しました。理由はキャリアアップの望めない部署で、将来を考えてのことでした。新しい部署は夫曰く、優秀な人しか居ないらしく、内容をいまいちうまく理解できていない中で仕事をこなすため、周りと比較し落ち込んでいます。“心の方が大切だから辞めてもいいよ”と伝えると、普段寡黙な旦那が“辞めるのも辞めないのも地獄”と、少し泣いてしまいました。私が普段見ている夫は思慮深く、仕事のできないタイプには思えません。一度、精神科へ一緒に行くと、適応障害になりかけているということで軽い作用の精神薬を処方されましたが、数錠飲んだ後、机の上に置かれたまま今は飲んでいません。仕事には毎日行っており、妻として毎日ご飯を作り、陽気に居るようにし、落ち込んでいる時は話を聞くように心がけていますが、励ましすぎは逆効果かなと思い、見守ることしかできない時もあります。新しい仕事は経験と知識が積み上がればある程度抜け出せるとは思うのですが、それまで彼の心が持つか心配です。多少貧乏になっても心と体の健康に勝る大切なものはないと思っています。このような状態の時、妻としてできることはなんでしょうか」というメールをいただきました。

A江原さん
「難しい問題ですね。人というのは、自分のことはなんとかなる。自分にまつわる人というのは、自分じゃないから大変なんです。夫は薬を飲んでないんですよね。奥さんとしては嫌なことも頭をかすめたりするんだと思うんです。だからすごく怖いという気持ちになるというのもわかる。あまり励まし過ぎるのもいけないけれど、まず“二人の生き方”というビジョンをちゃんと描かないと。仕事だとかいうよりも、健康に勝るものはない。例え多少貧乏になってもいいと奥さんは思っているんだったら、二人でどういうふうに生きていくのかというプランを、ちゃんと見つめ合うことが大事なのではないでしょうか。特に今年は“こうでなきゃいけない”という執着がいけない。硬い木というのはポキッと折れ、竹のようなしなやかな木の方が折れないでユサユサと動く。しなやかに生きるということは大事なことなんです。私はよく真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)というバランスだと言っているのですが、何が中心で、何が副えで控えなのか。優先順位ですよね。執着し過ぎない。仕事とはなんなのかという優先順位を考えたら、ここまで悩む必要はないと思うんです」

Q★ご紹介したお便り


「私は口を開けば人のことを話すことが多いです。それが大抵、物事全部に否定的な内容で、そんな自分が嫌になり、余計なことは言わないようにしたところ周りから“具合が悪いの?”とか“機嫌がわるいの?”“何かあったの?”と言われます。時々フッとした瞬間に聞かれた事に対してポロッと出てしまうとこがあるので、罰金で貯金箱に1,000円を入れるようにしていたからか、最近では何を言われても釣られることなく、知らぬ存ぜぬが出来るようになり、罰金1,000円は減ってきました。しかし心の中では、しょうがない、お互い様、私の伝え方ややり方に問題があったんだ、感情は捨てて理性的に。と自分を諌めてはいますが、正直、口には出さないだけで罵詈雑言の嵐です…。こんなことを考える自分の性格の悪さが嫌でモヤモヤするので罰金500円を貯金箱に入れているのですが、なかなか罰金500円を減らすことができません。どんな状況にもマイナスな気持ちにならずに、穏やかな気持ちで対処する考え方などあれば教えていただきたいです」というメールをいただきました。

A江原さん
「これはあなたが正直なだけ。みんなそうですよ。あなたはすごく正直で真面目な方で実直。でも、お金が貯まるからいいんじゃないかな(笑)。番組の冒頭で言った“自己憐憫”。自己憐憫というのは“自分が憐れ”だということだけではないんです。“自分はまともなのに…”というのも自己憐憫ですからね。そして“責任転嫁”、“なのにコイツはできない…”、そしてその割に、モヤモヤするというのは“依存心”があるからですよね。“自分も未熟だな”と思いながら、それを理解していれば罵詈雑言の嵐でモヤモヤしてもいいんです。でも罰金500円はいいですよね。お金も貯まるし、免罪符ではないですが、自分の心の罵詈雑言がちょっと許せたりする(笑)。そしてそのお金を貯めた分の何十パーセントでもいいから寄付したりすると、罵詈雑言も少し浄化されるかもしれない。何かそういったことで愛の種を撒いていけたらいいなというふうに思っております」


●2月・3月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
2月・3月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇Dr.Recella奥迫協子さんへのお便りを募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「すべては愛です」
「愛の種を撒けば、愛が還ります」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの不思議な夢の話
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