戸倉中学校・小野寺君の答辞

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南三陸町戸倉町立戸倉中学校。街全体が津波の被害を受け、生徒たちは登米市にある廃校を借りて、授業を続けてきました。
番組ではこれまで「図鑑プロジェクト」や「未来図書プロジェクト」などを通じ、交流を続けて来ました。その戸倉中学で、3月10日、卒業式が行なわれましたが、それが登米市ではなく、皆が慣れ親しんだ戸倉の校舎で行なわれることに。
いまだ津波で壊れた部分はそのまま残り、電気も通じていない校舎での卒業式。
番組でも何か協力できることはないか、ということで、
当日はスタッフが機材を持ち込み、式の音響のお手伝いをすることになりました。
かくて当日は多くのメディアが取材に訪れる中、
卒業生、先生、そして父兄の皆さんにとって特別な思いが重なりあうような、素晴らしい卒業式が、無事とり行われました。
12日月曜日にその模様を放送。大きな反響を頂きました。その時、一部しか放送できなかった、卒業生代表、小野寺翔くんの答辞全編は、下記よりダウンロードしてお聴きください。
戸倉中学は4月から志津川の別の校舎を間借りして、授業を続けることなっています。
インフラを含め町の機能がいまだ失われたままの現状、
戸倉での授業再開のメドは立っていませんが、地場産業である漁業と共に、学校の復興が、町の皆さんの旗印となっています。
先の長い戸倉町の復興を、番組ではこれからも見つめ続けてまいります。