三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.01.09

地域と人の繋がりに新しい可能性を創出する

株式会社WHERE
代表取締役
平林和樹さん
地域コミュニティメディア「LOCAL LETTER」や地域経済活性化カンファレンス「SHARE by WHERE」を展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、
株式会社WHERE 代表取締役の平林 和樹さんです。

平林和樹さんは1988年生まれ。長野県出身。
ヤフーやカナダ留学などを経て「WHERE」を創業されています。

このWHEREというのはどんなビジネスを展開されている会社なんでしょうか?

「私達の会社はですね、よくわかりづらいって言われるんですけれど、いわゆる業界でいうと地域活性とか、何か地方創生とか言われるような会社なんですけれど、実はですね、ビジョンが誰もが心の豊かさを持てる世界をっていうビジョンになっておりまして、私達は地域作りから人作りっていうふうに掲げてる会社になっております。具体的に自社事業としてやってることはですね、地域コミュニティメディアと呼ばれる、ローカルレターというWeb上で無料で見れるような、どなたでも見れるようなコンテンツを配信させていただいてるのと、あとはですね、私達大事にしてるのが地域で新しい挑戦、何か新しいゲストハウス作るとか、新しいカフェ作るとか、何かそういった新しい挑戦の後押しをしていくっていうところで、地域で自治体やあとは国の方とか、あとは起業家とか含めて、地域経済サミットと呼ばれる、「SHARE by WHERE」という事業を展開してるような形になっております。」

ぜひ具体例も教えていただきたいんですが、どういった地域でどんなことをこれまでされていたんですか?

「具体的にはですね、私達の事業が主に2種類ありまして、一つはあの自治体とか、あと一緒になって委託をいただいて地域課題とかに対してプロデュースしていくような事業と、あとは先ほどお伝えしたような自社事業、この二つがありまして、一つ目の方で言いますと、それこそ最近被災にあって、心苦しいんですけれど、富山県の氷見市などでは、アントレプレナー道場と呼ばれる地域内での起業を促進していきたいっていうところで、今って新しく物事を起こすっていうのももちろんそうなんですけれど、代がわりして、これから、今までの事業だけじゃなくて新しい動きしていかなきゃいけないよねといったところで、じゃあどうやってビジネスを作っていくかということを、講座方で全5回とかでやって、そこの企画とか、講師のキャスティングとか、で最終的に事業を生み出していくというところをやらさせていただいてたりとかします。」

ローカルレターと言われるコミュニティメディアというのもあるとのことですが、こちら会員数が2万人近くいるということで、すごいですね。

「そうですね。SNSよりもどちらかというとメルマガとかが多いんですけれど、メルマガで1万人ちょっとぐらい登録いただいていて、こちらの事業については、いわゆるメディアというと結構広告っていうイメージを持たれる方が多いと思うんですけど、実はタイアップ記事、いわゆる広告記事と呼ばれるものって年間10分ぐらいで、どちらかというとそれも、ライター養成講座とか、最近ですと地域バイヤープログラムと呼ばれる、地域を観光としていくだけではなくて、地域の事業者さんとかを応援したいという人たちがたくさんいらっしゃって、そういう人たちが地域に行って、事業者さんの話を聞いて、この事業者さんの商品を紹介したいみたいな、この味噌屋さんを紹介したいみたいな形で紹介するような、最終的に都内でポップアップをその人たちと一緒に開催するような、マーケティング養成講座じゃないですけれど、噛み合わせたようなプログラムを展開しております。」

日本全国どこでも相談があれば、その町の魅力を調査して、外に打ち出す方法を見つけるということですね。

「最近ですと、いわゆる関係人口と呼ばれてたりとかするんですけど、観光客以上移住未満みたいな形で、移住まではしないけど遊びに行きたいよねという人口があって、そこで全日本全体が人口減っていったときにどうするかっていうと、1人1人が関わる地域、多分皆さん地元とかあると思うんですけど、そういった地元を増やしていけば、何か経済的にもなんかうまく回るようになるんじゃないかというアプローチの一つです。」

企画のオファーというのはどこから来ることが多いんですか?

「これも僕ら独特だと思うんですけれど、営業とか一切してないんですよ。だからもう、ローカルレターを見てくださって、自治体の方がくださったりとか企業さんがくださったりとか、もう本当繋がりベースなので、逆に予算があるから何かするということは僕ら全くなくて、どちらかというとその地域に行ってみて、こういうところが今後必要になっていくよね、というところでプロデュースさせていただくことが多いので、何か自然とそうなっていたという形ですね。」

提案する上で大変なことってありますか?

「提案するのに大変なのが、関わる方多いので、自治体って結構全体での目線なんですよ。逆に住んでるからといえ自分が例えば業種とかで、酒屋さんとかだと、このお酒を売るっていう業界の中での見方だったりとか、それぞれの目線が違うので、そこに対して、いわゆる三方よしじゃないですけど、なるほどなるような企画じゃないといけないというのは難しいところです。」

最初にもお話いただきました、誰もが心の豊かさを持てる世界というのは、改めてですがどういう思いが込められてるんでしょうか?

「これは私自身の人生背景が大きくて、私自身最初のヤフーでキャリアスタートした頃って、どちらかというと物とかお金とかそういった豊かさを目指してたんですけれども、それこそ、あの大震災とか起きたときに、ものをいくら持っていても、お金いくら持ってっても、家族との時間とか自分がどういうことに対して仕事をしているかということの方がすごく大事な世の中になってきたんじゃないかなというのをすごく感じていて、なので今とか、ウェルビーイングとか言いますけれど、そういった何か精神的な豊かさを1人1人が持ってライフスタイルも仕事もできるといいんじゃないかなと思っております。」

最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「ハードルもいろんなハードルあったんですけれど、一番を大きなハードルでいいますと、やっぱり事業規模をどんどんどんどんやっぱり、周りからの期待値が大きくなっていって、会社の体制として追いつかないっていうのがそれこそコロナ直前の前とかは起きてたんです。コロナを経て落ち着けたんですけれど、やっぱそういったときに、この領域って新しい領域なので、関わりたい人は多いんですけれど、そこに向けたスキルとかノウハウがちゃんと業界的にあるかというとない状態だったので、そこが一番、どうノウハウを貯めていってそういうことができる人を育てていくかっていうところが一番のハードルでした。」

株式会社WHERE 代表取締役の平林和樹さんでした。ありがとうございました!


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