ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、AMATELUS株式会社の下城伸也さんです。
おはようございます。

下城伸也さんは大学在学中にIT企業を設立し年商22億円、社員220名まで拡大させますが、ITの更なる可能性を見据えて2017年にアマテラス株式会社を設立。
これまでにないアプローチからの自由視点映像システム「SwipeVideo」を開発、
エンタメ、スポーツ、教育、ECなど、ジャンルにとらわれず多視点コンテンツを展開されています。

今週は事業についてうかがいます。アマテラスは「SwipeVideo」というものを展開されていますが、この「SwipeVideo」はどんなものなのでしょうか？

「SwipeVideoは、簡単に言いますと動画配信システムなんですが、自由視点映像やマルチアングル映像を配信することができ、視聴している方がスマートフォンやタブレット,PCなどでスワイプすることで⾃由に視点を切り替えながら視聴できるシステムです。」

視点を自由に切り替えられる技術自体は前からあると思いますが、「SwipeVideo」ならではの特徴はなんでしょうか？

「スポーツ中継で使われている自由視点映像はテレビで見ることはできますが、視聴者が視点切り替えをすることができません。しかし「SwipeVideo」は視聴者が視点切り替えをリアルタイムで行うことができるので、タイムリーに自分の意思で視点切替して視聴する事ができます。」

導入している企業数は多いですか？

「おかげさまで、約200社以上になってきています。スポーツ・エンタメ・技術教育・各種イベント等々、様々な企業で使われています。」

SwipeVideoはカメラはどのように設置しているのでしょうか？

「弊社の場合はカメラ依存がなく、どんなカメラでも配信することができます。スマートフォンのカメラからテレビ中継カメラまで、どのカメラでも連携が可能です。そのため、通常のマルチアングル映像などは5、6個の視点なのに対して、台数無制限で対応できるSwipeVideoは100台や1000台でのマルチアングル映像配信を行うことができます。」

「SwipeVideo」を展開された中で、これはいける！と思ったきっかけはあったのでしょうか？

「VRの映像が広まる裏でSwipeVideoの商談をしていたんですが、商談先のお客様が、こっちだねと言ってもらえることが多く、SwipeVideoのシステムに好感を持ってくれる方が多いことを実感しました。」

最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「SwipeVideoは国際特許を取得できた技術なんですが、許可がおりるまでに数年かかったので、国際特許として取得できたので、そこが1番のハードルだったと思います。」

AMATELUS株式会社の下城伸也さんでした。ありがとうございました！