三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.06.06

Moff Bandが変える介護やリハビリの現場

高萩昭範
株式会社Moff代表
代表
高萩昭範
緻密なデータ分析でさらなる成果を

今回も先週に引き続き、
株式会社Moff代表 高萩昭範さんにお越しいただきました。

高萩さんは、1977年生まれ、大阪府八尾市出身。
大学卒業後、外資系コンサルティング会社や、食品メーカーの商品企画を経て
2008年に独立。アプリ開発イベントへの参加がきっかけで、ウェアラブルおもちゃ
『Moff Band』を開発し2013年に株式会社Moffを設立。 ウェアラブルやIoTを
活用したおもちゃだけでなく、介護やリハビリの世界にも手を伸ばしています。

腕を振るだけで、バリエーション豊かな音が鳴る
未知のリストバンド型おもちゃ『MoffBand』。
実は、開発資金はクラウドファンディングを利用したそうです。

「2014年にアメリカのクラウドファンディングサイト、
 キックスターターを利用して、一ヶ月で約1000万円を集めました。
 出資していただいたのは、ほとんどアメリカの方で、
 海外でもやっていける自信になりました。
 クラウドファンディングもそうですし、お金を出してくれる方、
 エンジェル投資家など、投資の種類が増えているので、
 10年前や20年前に比べるとやりやすいと思います。
 そして、大事なのはアイデアとどんなに反対されてもやりきる熱意!
 シリコンバレーで言われたのは、グーグルの反省を生かしましょうと。
 グーグルはみんな誰も投資しなかったけれど、今やこれだから
 っていうのをシリコンバレーの投資家も言っています。」

そこから会社を軌道に乗せるためには、ある人の助けがあったと言います。

「最初の僕らの投資家、鎌田さんとの出会いは大きかったです。
 NTTドコモの「iモード」の基盤技術を開発した方で、
 技術の可能性やビジネスのやり方など、色んな形をアドバイスを頂きました。」

次のビジョンとしておもちゃだけでなく、
介護やリハビリにも進出した『Moff Band』
そのキッカケとは何だったんでしょうか?

「介護関係の方から画期的に現場を変えると言われたのがキッカケです。
 自分で生活できるためにその人が楽しく体を動かして、さらにリハビリにも繋がる、
 これはニーズがあるし、時代の流れで自立支援が大事ということで、
 介護現場の方からラブコールをいただき、実際やってみようとはじめました。」

最後に、今後の目標について伺いました。

「このMoff Bandは、遊んでいる間もデータでいろんなものが溜まっていまして、
 それを使った介護とリハビリに力を入れています。
 実際に認知症の方に使って運動をしていただくと、認知能力が上がるので、
 一回一回どういう変化があるか分析をして、
 この人には次、この運動をやってもらおうとメニューを組み立てる。
 このバンドを通じて、その人が自立した生活ができるためのサービス
 を目指しています。」

『Moff Band』が介護やリハビリの現場を変える日はすぐそこかもしれません!

株式会社Moff代表 高萩昭範さんのインタビューお届けしました。
高萩さん、ありがとうございました。

  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP