三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.12.19

いつでもどこでも学べる漫画の描き方

伊藤貴広
株式会社パルミー
代表
伊藤貴広
自らの挫折から生まれたサービス

今週、スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社パルミー 代表 伊藤貴広さん。
1988年福岡県生まれ。東京の美術大学を卒業後、
2011年に株式会社DeNAに入社。
新規アプリのプロデューサーやクリエイター育成の
プロジェクトなどに関わり、2014年に退職。
DeNA社員時代から構想していたイラストやマンガの描き方が
動画で学べるWebサービス『パルミー』をスタート。
パルミーは現在、利用者数200万人を突破し、
日本最大級のイラスト・漫画のオンライン学習サイトとなっています。

まずは、パルミーのサービスと企業のキッカケについて伺いました。

「パルミーは、イラストや漫画の描き方が
 インターネット上で学べるオンラインスクールになります。
 今、専門学校で教えてるような絵の授業は全部揃っていて、
 描ける自分になれるというような場所になっています。
 無料でも動画が250本位あります。経済的に余裕がない方や、
 学校が近くにない、地方で学ばれる方が多いです。
 小学生の時にワンピースを読んで、
 自分も書きたいと思ったのがキッカケで、
 僕は、漫画家を目指していたんですが歳を重ねるに連れて
 諦めてしまったんですが、当時田舎で絵を描いている時に
 本屋に行っても本が揃っていなくて、近くに学校もなかったというところで、
 地方にいると学びづらいという環境にモヤモヤしていて、
 大人になった時に、ITを少し学んでいたので、
 今の事業に繋がったという形になります。」

サービスを開始するにあたってはこんなハードルがあったといいます。
 
「今3年位やっているんですが、印象的だったのは、
 まず最初にiPhoneのアプリでスタートしたんですが、全然使われなくて、
 起業したてなのにどうしようというのが非常に困ったことですね。
 利用者の方が、どうやって絵の描き方を検索するかというのを考えたら、
 アプリのストアで検索するのではなく、インターネットで検索するので、
 すぐにウェブサイトをつくって、検索に表示されるようにしたっていうので、
 なんとか利用されるようになったというのがありますね。
 今では、日本人の方以外にも、アジア中心に台湾の方など、
 絵の描き方を学びながら日本語を学ぶという方もいらっしゃいます。」

今や、日本が世界に誇るコンテンツとなった漫画。
日本の漫画の強みについても伺いました。

「日本の漫画は基本的に一人で描くのが主流なので、コンテンツが多いので、
 それがアニメやゲームに展開できるのでそれが強いところだと思います。
 さらに、これからVR、ARが伸びてくると、そういうところにも進出できるので、
 かなり強いと思います。リビングにいながらヘッドセットをつけて楽しむ、
 そういう世界になると漫画の強みがでてくると思います。」

漫画家になりたい人の大きな支えになっているパルミー。
実際にどんな風に自分の作品を世に広めることができるのか?
来週も株式会社パルミー 代表 伊藤貴広さんのインタビューお届けします。
お楽しみに!
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