三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.12.10

体が変わることによって気持ちも前向きに

b-monster 代表
塚田美樹
トライアンドエラーだったとしてもやりたい時にやってみる


ゲストは、先週に引き続き、暗闇ボクシングジムを運営する
b-monster代表の塚田美樹さんです。

前回は、b-monsterがどんなジムか、そして塚田さんの学生時代のお話を中心に
うかがいましたが、今週はいよいよb-monsterを起業するときのお話です!

ニューヨーク旅行が暗闇ボクシングの起業につながったということですが、
そもそもの経緯を教えて下さい。

「毎年お正月に1年の目標を家族の前でそれぞれ発表するという風習があり
 "ボクシングで3キロやせる"というのを目標にしていました。
 たまたま妹と同じ目標だったので、
 早速1月に近所のボクシングジムに体験に行ったのですがあまり面白くなくて…
 それこそ明るい所で妹と体験をして、鏡で目が合うのが気まずかったり。
 男性向けのボクシングジムで、”型が出来るまで早いパンチを打っても無駄です”と
 言われて、ひたすらジャブを打ったりとか。
 その年に妹とニューヨークに旅行に行くということが決まっていたので
 現地の友だちに何気なくその話をしたら
 ニューヨークに暗闇ボクシングジムというのがあるというのを教えてくれて
 じゃあ行ってみようと。」

実際に体験に行かれたわけですね。ニューヨークのジムはどうでしたか?

「今思えば型もはちゃめちゃだったと思うのですが
 たくさん汗をかいて何よりも楽しかったので、”これだ!”と思いました。
 今のb-monsterの魅力と繋がるのですが、
 人目を気にしないとか、気まずさがなかったりというのが
 日本人にも合うだろうと思いました。」

そして、日本で設立するわけですが、どうやって起業されるんですか?

「2月にニューヨークに旅行に行って、帰ってきてすぐ
 起業の準備を妹と始めて3月には会社を設立していました。
 そして、6月に銀座に1店舗目をオープンしました。」

わずか3ヶ月後には銀座にオープン!
資金集めや人集めはどうされたのでしょうか?

「資金は親から借りました。人は普通に求人サイトに 
 “NYから来た暗闇ボクシング銀座にオープン予定”くらいしか
 決まっていない中で求人を打って
 応募してきてくれた10人を採用していました。」

ご両親は2人とも起業していて理解が深かったそう。
それにしてもこの圧倒的なスピード感、かなり大変だったのでは?

「たいへんでした。当時の記憶がないくらいで毎晩泣いていました。
 勝手に涙が出てくるような…昼間は気を張ってバーッと仕事をするのですが
 夜になると抑えきれない感情で涙が出てきましたね。ずっとパンク状態でした。」

ご家族の助けなどはあったのでしょうか?

「そうですね。助けてもくれます。
 "こういう時はこうしたほうがいいんじゃないの?”とアイデアをもらったりとか。
 印象に残っているのは、父が仕事人間なので子供の時から
 家族で食事をする時は大体仕事の話という家庭環境だったのですが
 父の会社でコールセンターを入れた時に
 3000万円ほどかけてコールセンターを作ったら
 その2週間後くらいにもっと安い会社が出てきてという話。
 ”でも俺は後悔していない”と。
 ”その2週間に価値があるから、やろうと思った時に
 すぐにやってよかったと思っている”
 と聞いて、それは自分がビジネスをする時も大切にしています。
 トライアンドエラーだったとしてもやりたい時にやってみるというのが。」

いいものが来るのを待っていたら取り逃がす。思った時が一番だということですね。

最後に、これからの夢を教えて下さい!

「大きな夢としては、b-monsterに通われている方が体が変わることによって
 気持ちが前向きになったと言われることが多くそれを世界中に広げたいです。
 体だけではなく気持ちを変えてチャレンジする人を増やしたいというのがあって
 直近の目標としては、ニューヨークから持ってきたので
 逆輸入ではないですがニューヨークで勝負したいというのはあります。」

まだまだ高い目標を持って挑まれている塚田さん
素敵なお話ありがとうございました!
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