三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.12.01

東北の女性が輝ける場を

株式会社 epi&company代表
松橋穂波
可愛いを深掘りすることで本当の価値が見えてくる


今週のゲストは、女性目線で企業と商品開発やプロモーションを行う
「株式会社 epi&company」代表の松橋穂波さんです。
松橋さんは青森県八戸市のご出身で 宮城教育大学を卒業。
「東北の女性が輝ける場づくりをする」をミッションに、
学生時代に東北女子学生コミュニティ epi を設立。
現在、株式会社 epi&company代表をされています。

まずは「epi&company」の大まかな事業内容を教えて下さい。

「東北 6 県の女性コミュニティーを運営し、登録している女性たちと
企業や行政とのタイアップによる商品開発、市場調査、
プロモーションを展開しています。」

事業内容がいくつかあるので、具体的にうかがっていきましょう。
まず 「epiphoto(エピフォト)」というのは何ですか?

「コミュニティに登録している女性たちはモデルとしても活躍しています。
通称 epigirl と呼ばれているのですが、
そのモデルたちと一緒に作品作りをする撮影会をepiphotoと呼んでいます。
一般の趣味としてカメラを扱っているカメラマンの方が
風景やモノなどから次第に人物や動きのある写真が撮りたいと
ステップアップしたいカメラマンさんからの
要望で誕生したサービスです。 」

「マーケティング」も epi&companyらしいものになっています。

「女性の感性から生まれるサービスというが斬新でおしゃれで便利。
なおかつ細部までこだわりが行き届いているものが多いと感じていまして
そんな特徴を生かしたサービスを展開しています。
具体的に"東北"・"女子大生"というキーワードに特化しまして、
専門家ではないのですが、それを逆に強みとしてサービスや商品の調査や
供給する商品の開発、販売方法など一緒に考えさせて頂いています。
実際の消費者目線で行っています。」

マーケティングは何人くらいで行うのですか?

「内容によって様々なのですが、5人など少人数に絞って
厳選して深く追求することもあれば、
50人くらい集めて浅く広くというパターンもあります。
女性特有の可愛いという言葉、何でも可愛いと言いますが
フォルムなのか色なのか、可愛いを深掘りすることで
本当の価値が見えてくるんです。」

学生に向けたものでは「キャンパスコレクション」もその一つ。

「学生主体のファッションショーで、スタッフも出演者も学生中心で行っています。
学外総合文化祭と表現しているのですが、
市内すべての大学や専門学校の学生が関わっています。」

さらに「シューカツ仙台」というサイトもされていて、
これは名前の通り就職活動のサイトになっています。

「仙台での就職を目的とした企業と就活生のマッチングのプラットフォームになります。
今どうしても地域は人材の流出が止まらず、
なかなか地域に留まる若者がいないのですが
それは居たくなくて出て行っている訳ではなく、
話を聴くと最初は地元に残りたい学生も多いのですが
就活をする中で地域の企業と出会えないことがすごく多くて
結果として首都圏の企業に行ってしまうんです。
企業の発信力もありますが、
学生にも問題があり、大手の就活サイトはどうしても掲載費が高く
なかなか地域の中小企業が掲載できないんですけれども
学生はそこしか利用していないので交わらないんです。」

「スカウトサイトメーカー」という最新のサービスもあります。 これはなんでしょうか?

「簡潔に言うと多彩なマッチングを簡単に実現できるクラウドサービス。
実はシューカツ仙台のサービスを行う時にマッチングのシステムを組みたいとなった時
見積もりを各社に取ったのですが、何百万、何千万と高額な見積もりがきまして
その金額では…という所がきっかけになっていまして
マッチングシステムが主流になっているけれども
システムが高額で手が出ないという現実があります。
ホームページは高額なものもあれば、無料で作れるものもあり
人によって合わせてサービスを選べるとおもうのですが、
私も自身の「高い…」という経験から、安く作れるマッチングのシステムがあれば
いいのではと、シューカツ仙台をリリースする時に
こちらのシステムも遺書に開発しまして、外販できるように設計しました。」

テクノロジーが広がっていく活動は社会貢献にもつながりますね。
例としてはどんなマッチングがあるのでしょう?

「人と人でもいいですし、免許を持っているけど活動していない
保育士さんや看護師さんを現場とマッチングすることもできますし
面白いものだと、家畜のお見合いサービスも出来るようになります。
何でもマッチング出来ます!」

学生さんとの交流も多いと思いますが、
学生さんたちは、今の困難な状況をどう感じているのでしょうか?

「話していると、辛い苦しいという学生もいますが、
新しいオンライン授業が面白い、
なぜ今までなかったのかと前向きな学生が多い気がします。
新しい挑戦として、オンライン授業だから
空いた時間で企業インターンに行くという学生も増えてきています。」

こういった経験で得た新しい視点を社会でも活かしてほしいですね!
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。

「不思議なものでハードルって乗り越えると忘れちゃうんですよね。
会社としては資金難に陥ったり、重要な仕事を任せていた人が飛んだりなど
色々ありましたが、私らしいハードルは健康で無茶しがちで
前を向いてと進んでいるうちに体を壊して、20代で5回入院しているんです。
今年で30歳なので、30歳で入院を辞めたい!と思っています。」

松橋さんには来週もお話を伺います!
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