三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2022.01.18

お金の価値観が変わる地殻変動

株式会社ABCash Technologies
代表取締役社長
児玉隆洋さん
金融教育サービスを提供している会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは、金融教育ベンチャーの
株式会社ABCash Technologies、代表取締役社長の児玉隆洋さんです。

よろしくお願いします。
児玉隆洋さんは、大学卒業後、サイバーエージェントに入社。2018年、ファイナンシャル リテラシーの必要性を強く感じ、
株式会社ABCash Technologiesを設立されています。


ABCash Technologies はABCashという金融に関する知識を教えてくれる教育ベンチャーで、
マンツーマン希望者には完全リモートで自分に合った資産運営が自分で分かるようになる授業を提供されています。


先週は ABCashを中心にサービスのシステムや資産運用の必要性などを詳しく伺って行きましたけども、
今週は児玉さんのこれまでについて伺っていきたいと思います。
まず児玉さんは大学卒業後サイバーエージェントに入社ということなんですけども、これはどういった経緯で入社になったのでしょうか?


「出身が九州の宮崎県出身でして、そこからずっとサーフィンをやったんですけれども、
大学時代も凄くサーフィンにハマってしまって、
海沿いに一軒家を借りて、サーフィンに明け暮れていたんですが、
その時にたまたまサイバーエージェントの藤田社長の『渋谷ではたらく社長の告白』っていう本に出会って、
ビジョナリーカンパニーって藤田さんも呼ばれてましたけど、2100年とか時を越えて生存するような会社を作りたいというところがあって、
新卒でサイバーエージェントに入社をしております。」


どんなお仕事をされてたんですか?


「私は藤田さんの近くで仕事がしたいっていうのがあったので、
最初はアメーバブログの立ち上げだったりとか、そこから AbemaTV の立ち上げとか、
基本的にはメディア事業をゼロから立ち上げて、
そこから国民的なサービスに大きくしていくというマーケッティングの仕事をしておりました。」


元々自分で起業したいという想いがあったそうですね。


「独立したいと思いあり、入社をしています。
藤田さんの本を読んだ時に、いつか社会の役に立つような会社を作って、それをビジネスと両立させることによって、
2100年とかの未来に残るような会社を作りたい、それを弊社では、『大義とそろばん』と呼んでいます。
それには藤田社長の近くで働かせてもらうことが近道だと思いました。」


金融教育という分野で独立しようと思ったのはなぜだったのですか?


「私は宮崎県出身で、父も母も宮崎県の警察官で仕事をしていて、
小さいことから社会のためになることやりなさいと言われ続けてきて、どういう分野だったら社会性が高い事業あるんだろうなって探していた時に、
偶然にもですね、私がビジネスパーソンとして働いている時にサーフィンへ行った時に、
たまたまとある方と出会って、一緒にサーフィンを毎週するようになりました。
たまたま出会った方というのが、
金融教育の日本の第一任者で、ファイナンシャルアカデミーという学校を運営されている泉さんっていう方だったんですが、
泉さんという方と出会って、金融教育っていうものの社会性だったりとか、ビジネスとしての成長性を知って、金融教育で起業しております。」


児玉さんは金融の知識はお有りだったのですか?


「ほとんどなくて、徹底的に3年間ぐらいかけてめちゃめちゃ自分で勉強しました。」

「私はインターネットの会社の出身なので、インターネットの観点だったりとか、
ユーザー視点で金融だったり金融教育ってものを見つめることができるって言うのは一つ金融出身じゃないところかなと思います。」


実際に金融教育を勉強してみて何か分かった事ってありますか?


「一つは、アメリカとかだと高校生とかで勉強してるものを、私は義務教育とか高校とかで全く勉強してなかったっていうところに気づいたのと、
もう一つがいろんなセミナーだったりイベントにも参加してみたんですけど、最終的にセミナーが終わった後に、この金融商品買いませんかみたいな形で、
出口が金融商品の販売になってしまっていて、中立性という観点からみた時に、
この知識は本当に自分のためになってるんだろうかと疑問があったりすることがありました。」


日本でも今年から高校で金融を教える授業が始まりますけれども、
我々としたちょっと羨ましいなって思いもあるんですが、児玉さんはどのように考えられていますか?


「ようやく2022年の4月から全国の高校生の学習指導要領に金融教育がスタートしますけれども、そもそもお金っていうものに対して、
汚いとかお金ついてお友達とか家庭で話していけないみたいな価値観自体が大きく変わるような地殻変動が起きるタイミングだなという風に思ってます。
2000年以降で英会話教育とかプログラミング教育みたいなものが始まって、
それに続く第3の新しい教育として、金融教育っていうものが浸透することによって、お金の価値観が変わるきっかけになるかなと思っています。」

児玉さんはお金ってどういうものだと思いますか?

「お金は目的じゃなくて、手段であり自分の人生を輝かせるための道具に過ぎないと思ってます。
車の運転で例えることが多いんですが、お金のスキルっていうものは車に運転のスキルに近くて、
ある目的地に行きたいので、そこに事故なく安全に行くために運転の免許を取っていくわけで、それと同じくお金に関しても、
単純にいくらまでを増やすとかいう話じゃなくて、自分がこういう人生は歩みたいとか、
そういうことを実現したいから、それに対して正しく資産形成をする、それに対するスキルを付けるという考え方だと思ってます。」


日本人のお金に対する認識はどう見てますか?


「まずはお金について話しちゃいけないみたいな文化があるので、それがやっぱり根強くあるなという風に思っています。
それと徐々にNISAやiDeCoだったり、貯蓄から投資へ、貯蓄から資産形成っていうスローガンで進められていますけれども、
そういう中でも徐々に価値観自体も少しアップデートされてきてるんだなっていうのを感じます。」


最後にこれからの夢なんでしょうか?


「一つは、金融の情報の非対称性をなくして、日本の資産形成の人口増やすっていうところです。
もう一つは、金融教育を教える講師のことをファイナンシャルコンサルタントという職業で弊社呼んでるですけれども、
このファイナンシャルコンサルタントという職業を日本を代表する職業、日本で人気の職業にしていくとこの二つが私の夢であり、野望です。」

2週にわたり、ありがとうございました!
ありがとうございました。


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