三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2022.04.26

町のDX化

株式会社ディグナ
代表取締役
梅崎健理さん
中小企業のIT化



ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。


今週と来週のゲストは株式会社ディグナ代表取締役の梅崎健理さんです。
おはようございます。

梅崎健理さんは、鹿児島県出身、現在28歳。
愛称は「うめけん」さん。
4歳からパソコンに触れるなど「デジタル・ネイティブ」として注目され
2009年12月ごろからTwitterでツイートを開始。
その3日前からTwitterを始めた孫正義氏から3人目のフォローに選ばれます。
2010年、高校在学中にディグナを設立。
また「なう」で2010年「流行語大賞」を受賞されています。


先週は主な事業内容を伺いました。中小企業のIT導入のお手伝いをされていて、
IT導入診断士という独自の専門家も作ってサービスを展開されているというお話でしたね。

先週も、4歳からパソコンに触れていたって話があったと思うんですけど、
物心ついたときにはパソコンやり始めたんですか?

「そうですね、特にインターネットに小学1年生ぐらいに触れたときに、
今じゃ当たり前ですけど当時衝撃的で、もうアメリカのNASAのホームページに行って、アメリカに繋がってるよみたいな感じで、
思わずスペースシャトルの写真を印刷したのを今でも覚えてます。」


そのぐらいからもうこのインターネットの中の世界の可能性というか、
世界の距離の近さを感じてたんですね。

「インターネットでそこからチャットが出てきている人とコミュニケーションできるっていう、
その先に人がいるっていうところも今じゃ当たり前ですけど、衝撃的でした。」

高校を中退されたそうなんですね。

「そうなんですよね。でもやっぱり、どうしたらいいかやりたいこと見つからないなみたいな。
勉強があんま得意ではないというか好きではなかったので、
受験するのもやだなと思ったんですけど、ただ一応やっとこうっていうので、たまたま県立の進学校に受かっちゃったんですけど、」

勉強が得意じゃなかったらたまたま受からないですよ。

「いや、本当に短期詰め込みで、県立だったりできたんですけど、
入ったら最後ですね、もう本当0時間目から8時間目まで、詰め込み詰め込みっていうので、
それに合わなくて、もう高校1年生ときとかほぼ不登校になっていて、その時出会ったのが、Twitterだったんですよ。」

「2009年ぐらいだったと思うんですけども、これはインターネットに出会ったときと同じぐらいの衝撃だなというふうに思いまして、
当時掲示板とかチャットって人の顔見えないし、趣味とか決まってる人たちが集まるイメージだったんですけど、
Twitterだと政治家の人に話しかけたりとかいう、それが高校生でもできるってのは結構衝撃的でした。
非常に関係がフラットだなって思いました。」


今まさにTwitterのお話があって、Twitter始められたのが2009年頃ですか。
うめけんさんが始められた3日前に、孫正義さんが始められたと。

「そうなんですよ。
ちょうど僕、中学生高校生のときにコンビニの漫画で、
孫正義さんの伝記を読んでいて、まだ始めたばかりで慣れてないだろうと、
今話しかけたら見てくれるんじゃないかと思ってですね。
ちょうど孫さんが高校2年生の時にマクドナルドの藤田田さんっていう有名な社長に突撃で会いに行ったっていうエピソードを知ってたので、
僕も話しかけようと思って、同じ歳で話しかけに言ったように僕も孫さんに会いに行きますって言ったら、フォローしてもらいました。」

それが孫さんがフォローした3人目のフォローなんですね。

「そこから実際に東京に招待していただいて、実際にその際に会うことができました。」

現在自分も会社の社長として、ビジネスをされていく上でものすごい大きな経験になったんじゃないんですか。

「はい。Twitterでの出会い、Twitterでその後活動をさせてもらって、会社も作りたいと。
この先、Twitterとか主流になるだろうなという地元の放送局とか、そういったとこのアカウントの開設だったりとかっていうしてたので、
こういうことを仕事になるかなっていうので、高校を辞めて会社を作って東京に1人出てきたのが高校2年生です。」


他にも何かTwitterがあってよかったなっていう出会いとかありますか?


「当時の仲間集めもそうですし、社長の皆さんが若いってことで、
最近YouTuberの方とかでも、高校生が話しかけたら実際に会いに行ったっていう話もあるように、そういったチャンスは広がるので、
なんかやっぱ思いがあったりやりたいことを発信したら、やっぱ大人の人はこう対応してくれるんだなっていうことですね。」


何事もちょっと前に進んでみる、チャレンジしてみるっていうことが大事ですね。

この会社を立ち上げたのは高校在学中ですか?


「高校2年生のときに会社を作った日とたまたま同じ日に流行語大賞のNowの授賞式に呼んでいただきました。」
「当時、AKB48さん、ハンカチ王子さん、ねずっちさんとかと同じでした。」

先週事業内容について伺ったんですけども、創業当初から中小企業のIT化の手助けというのは掲げてたんですか?

「最初の頃は新しいツール、Twitter、Facebookをどう活用するか、あとiPhoneが出たばっかりだったんで、
iPhoneアプリをどう活用するかっていうのを大きな企業さんに提案してたんですけども、
ベンチャー企業のたくさん増えてきて、その中にITツールを作ってる会社がたくさんあって、
そういったところのマーケティング広告のお手伝いをしていく過程で、やっぱり地方の中小企業にIT使ってもらうのに高いハードルがあるってお話も聞いていて、そしてコロナウイルスが来たということで、いろんな企業がITに対応しないといけなくなったってことで今の事業に至ってます。」


「僕の思いとしてはですね、中小企業、99%って言われますけども、
その中でも地方の中小企業が元気になることが、最終的には日本が元気になることだと思ってるので、生産性を上げてくって言い方しますけども、
ちょっと効率化をしていって、新しいことにチャレンジしたら日本が元気になるんじゃないかなと思ってます。」


IT化を手助けされていて、達成感ってのはどういったときに感じますか。

「70歳のおじいちゃんでもできるようになったよっていうのを言っていただけると、作った甲斐があったなというふうに思いますね。」

誰にでもわかりやすくなるっていうのがある意味一つの目標でもあるわけですね。

「そうですね。なので最初はLINEを使って、お孫さんとか趣味のグループでメッセージを送ってみましょうっていうところからITに慣れていただいてます。」

意外とITに片足入れてしまうと、
これもこんな簡単だったんだっていうITのハードルがぐっと下がることってありますよね。

「本当におっしゃる通りで、
もうiPhoneとかスマホで仕事もできるので、
それこそWindows95でしたとかそういう時代と全然使い勝手が変わってきてるので、
ITイコール難しいっていうイメージをどう払拭するかっていうのを奮闘してます。」


これからの社会で、うめけんさんにとってどんな未来像を描いてますか?

「やっぱり変化っていうのには、ものすごい恐怖があったりだとか、なかなか変われないってのがあると思うんですけど。
でも今のデジタルな時代に合わせてビジネスを変えていくことをやっていかない、でもそこで悩んでいる社長さん企業がいっぱいあるので、
そういった人を手助けして日本を元気にしていきたいなと思ってます。」

最後にこの質問をさせてください。これからの夢なんでしょうか?

「この会社を通しての事業もそうなんですけど、
僕まだ人生が長いので、何しようかなと思ったときに、ゆくゆくは地方公共団体の市長みたいなことをやってみたいなと思ってます。」

それはちなみになぜですか。

「政治家とか、総理大臣とかっていうのもちっちゃい頃は思ってたんですけど、
やっぱり親が政治家じゃないと駄目かなと思ったりもするのですが、
でもやっぱり地方の自治体とかの方がいっぱいやれることあるな、
権限もあるなというふうに思うので、企業を通してもそうですし、
町の新しいDXとかデジタル化っていうのもやっていきたいなって個人的には思っています。」

まだ20代ですし、明るくなりそうです。

本当にありがとうございました。

株式会社ディグナ 代表取締役の梅崎健理さんでした。



  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP