三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2023.12.12

海と魚の世界への入り口を開く

株式会社カリブ・コラボレーション
代表取締役社長
鈴木香里武さん
水族館の企画展示、水槽空間のプロデュースなどを展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、
株式会社カリブ・コラボレーション代表取締役社長の鈴木香里武さんです。

鈴木香里武さんは東京のご出身で現在31歳。小さい頃から魚と音楽に親しみ、2008年、スペシャリスト集団「カリブ会」を立ち上げ、分野の壁を超えたコラボレーション企画のプロデュースを開始。そして2010年、株式会社カリブコラボレーションを設立。現在、北里大学大学院で事業の研究をしながら企画のプロデュースイベントやメディアへの出演、執筆、魚の映像資料提供などの活動をされています。

鈴木香里武さんはお魚のことに詳しい「お魚王子」としてもよくメディアに出演されていますが、お名前は明石家さんまさんがつけられたというのは本当ですか?

「本当なんですよ。これね芸名だとよく思われるんですが鈴木香里武は本名でして、元はといえば両親も海が好きでして新婚旅行でカリブ海行ったんですね。そのときにちょうど両親が仕事で明石家さんまさんにお世話になっていまして、それでカリブ海のお土産を持ってお宅にお邪魔したときに、子供の名前はどうだっていう話になって、上がスズキでよくある名前だから、下の名前は覚えやすい海にちなんだ名前がいいと両親が言ったときに、さんまさんがカリブ海行ったならカリブでええやんと。その一言で決まったんです。」

小さい頃から魚に興味を持たれていたそうですが、きっかけが何かあったんですか。

「きっかけはあってないようなもので、香里武と名付けるぐらいなんで両親が海が好きで、0歳の頃から仕事が休みになると海辺に連れてってくれたんですよ。家族で行く海辺というとビーチとかのイメージの方が強いのかなと思うんですが、全くそんな気配はなくて、漁港だったんですね。漁師さんのお仕事場である港になぜか連れて行かれまして、ビニールシートを敷いて、まだ寝返りも打たないで海に落ちないということで僕を寝かせておいて、両親がタモアミ持って魚取りに行っちゃうみたいな。そんなところで0歳から過ごしていたので、気づいたら漁港の足元を覗いて、もう網持って魚すくってっていうような感じだったんで、当たり前のような生活の一部でした。」

大学院の方で心理学も専攻されていたと伺いましたが、これは魚と関係はあるんですか。

「実は関係あって、ずっと海洋学に行こうと思っていたんですけれども、ふと気づいたときに、なんで人々は水族館に行って魚を見るのか、お金払ってわざわざ魚を見て癒やされるなんて言うけれども、あれは一体何だろうってことで急に疑問に思いまして、魚を研究する前に魚を見てる人間の研究をしたいなと思って、水族館の癒し効果っていうものを科学的に研究しようと思って心理学科に行きまして、そのまま大学院まで行っちゃったんですね。」

鈴木さんは18歳のときに、株式会社カリブコラボレーションを起業されているんですが、どんな事業をされている会社なんですか?

「カリブコラボレーションという社名の通り、いろんな分野とのコラボレーション企画をやっていくプロデュースする会社なんですね。作ろうと思ったのはやっぱり魚のためで、魚の魅力を多くの人に伝えたい、だけどマニアックな話をしても魚好きしか聞いてくれないっていうのが現状なんですよね。であれば、例えば魚と音楽とか、魚と映画とか、魚と車とか、全然違う分野と魚をコラボさせて作品なりイベントなりを立ち上げれば、それらに興味がある人がその入口から魚に触れてくれるかなと。それをやるためには自分1人の力では全然駄目なので、その前段階として高校のときにスペシャリスト集団「カリブ会」というものを作りまして、このカリブ会というのをベースにある程度人脈が築けていったので、大学1年の時に起業したという感じですね。」

実際に企画や何か成功したものとかはどういったものがありますか?

「すごく印象深かったのが、起業してすぐに取り組んだ静岡のある水族館の館内音楽企画というのをやったことがあるんですが、そこではもうブースごとにいる魚が違うので、そのブースに合わせた音楽を用意すると。6人の作曲家さんに一つの水族館の曲を作っていただくっていう企画だったんですね。ブースを歩いていくと雰囲気が音楽から全部変わっていくので、展示もより楽しめるという。これもカリブ海のメンバーだけで作ったんですけども、すごく印象的な企画でした。」

最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「若いときに起業したので、周りから『まだ若いんだから焦るな』という言葉をいっぱい浴びせられました。これをどう乗り越えていくかというのは結構ハードルだったかなと思います。」

株式会社カリブ・コラボレーションの鈴木香里武さんでした。ありがとうございました!


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