三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2024.01.16

地域作りから人作りへ

株式会社WHERE
代表取締役
平林和樹さん
地域コミュニティメディア「LOCAL LETTER」や地域経済活性化カンファレンス「SHARE by WHERE」を展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き、
株式会社WHERE 代表取締役の平林 和樹さんです。

平林和樹さんは1988年生まれ。長野県出身。
ヤフーやカナダ留学などを経て「WHERE」を創業されています。

元々はヤフーに勤めていたとに伺いました。なぜヤフーに入社されたんですか?

「当時、長野県から東京出てくるときに、やっぱり力を試したいみたいな感じだったんで、就活のテーマはもうどの業界であれ、No.1の会社に入るっていうふうに決めていて、当時はまだGoogleとかも日本法人あるかないかぐらいのタイミングだったんで、検索エンジンとしてはもうヤフーがもう超強い、インターネットといえばヤフーみたいな感じだったので、もうヤフーだけ受けて、ありがたいことに受かったという形です。」

ヤフーではどんなお仕事をされていたんですか?

「広告のエンジニアをやっていたので、コマーシャルをアルゴリズムのプログラミングとかで、自分は車好きだからそういう人たちに車の広告出そうみたいなことのエンジニアリングをやっていました。特に孫さんがiPhone持ってきたタイミングだったので、スマホ広告を日本で何が何でも最初にやるんだっていう形で、そこにありがたいことにジョイントさせていただいたのでそのときに特許も取らさせていただいたりしたので、そのスマホのプロジェクトっていうのがすごく大きかったですね。」

当時の自分と今の自分の考え方は変わりましたか?

「すごく変わっていて、いろんな自分の力を試したいとか、お金が欲しいとか、いい車乗りたいみたいなところのモチベーションで働いてきていたんですけど、ありがたいことにステップアップして、3周ぐらいしていくと、あれまた次昇給を目指してとか、何かタワマン住んでみたいなところを目指すのかって言われたら、ちょっと自分の中でハテナが残って、豊かさってそういうものだけじゃないんだなっていう、お金があってもすごい便利なんですけど豊かになれないんじゃないかってそこで思うようになりました。」

そういった経緯で4年間働いたヤフーを辞めてカナダに留学というところに繋がるんですか?

「そこからいよいよお金とかだけではないところに突入していくんじゃないかなというのをすごく感じて、その瞬間に辞表を持ってすいませんみたいな。めちゃくちゃ好きで感謝もしてるんですけど、違う方向性を見てみたいと思いますっていう形で辞めました。そこで、今の会社立ち上げる多分原点にもなっているんですけれど、それまでは僕ってどちらかというと自分が何かしてあげたから何かしてもらえるみたいな、働いてからお金をもらえるとか、はい。ギブアンドテイクじゃないですけどそういう世界観でずっと生きてきていて、僕、英語全くできずに体入ってるんすよ。なのでもう最初何にもできなかったんですよね。だから今までって何かしたからもらえてたっていういう価値観だったんですけど、何もできないから、生きてる価値ないんじゃないかぐらいまで思って、それが最初3ヶ月ホストファーザーのもとでホームステイしてたんですけど、そこでもうこんなに英語できないのに、すごいゆっくりにいろんなこと教えてくれたりとか、休日連れ出してくれたりとか、夕飯とか毎日泣きながら、悔しさっていうよりも、なんかすごいこんなにギブしてもらえることってすごかったなと思っていて、それが事業を立ち上げるきっかけになりました。」

「カナダを経て、地元にこれから自分が培ってきたスキルとか経験を還元していきたいっていう形で1年ぐらいITのコンサルをフリーランスでやってたんです。そこでありがたいことに30社ぐらいスポット、単発も含めてでやらさせていただいて、企業さんの売り上げも自分自身の売り上げも上がってくんですけど、そこで同級生とかと話していると、仕事のところだけは結構やっぱりネガティブというか、やりたくてやってるっていうよりも、お金を稼ぐためとか、もちろんそれはすごく大事なことなんですけど、仕事時間ってめちゃくちゃ時間使うじゃないですか。だからプライベートの時間ももちろんそうだし、仕事の時間をもっと有意義にできないかなというのを思ったときに、コンサル的な形でのアプローチって、役割的には大事だと思うんですけど、影響力でいうと最終的にはやっぱり会社の意思決定なので、それよりももっと自分でやっていく必要があるかなって思って、さらにITだけじゃなくって、それを取り扱う人がすごい大事だよねっていうのもあって、人のことを学びたい、経験したい、そういう業界に入りたいなと思ったときに、すごいどベンチャーのクレイジーにジョインさせていただいたというのがあります。」

クレイジーで学ぶこともやっぱり大きかったですか。

「大きかったですね。当時、日本で初めてオリジナルウェディング、形があるウェディングではなく、まっさらな会場に全部机とか、何かお花とかもどれにするとか、当時10人ぐらいだったので、それこそ僕が会場までトラック運転していったりとか、そこで新郎新婦のなんか人生と向き合わせさせてもらったりとかしてなんか人のすごい可能性を感じれた経験でしたね。」

先週は今やられている事業についてお話を伺いましたけど、今聞いてた話って、このウェアに全部繋がりますね。
何かある種、いい経験をそこで違う形に、また作り上げたららっしゃるなっていうふうに思いましたね。

「だから他の地域の方によくおっしゃっていただくのが、なんかWHEREさんって集まってくる人たちめちゃくちゃいいよねっていう、WHEREさんが連れてきてくれる人とかマッチングしてくれる人たちって、みんな気持ちがいいよねっていうふうにすごく言ってくださるのと、あともう一つはめちゃくちゃIT使いますよねっていう。だからこのハイブリッドっていうのが業界で言うと結構珍しいと思います。」

最後に、これからの夢は何でしょうか?

「私達が今目指しているのが地域作りから人作りへという形で、今までは地域課題と向き合うことが多かったんですけれど、地域って人からできているというふうに思っていて、そこの1人1人が活躍できる機会とか舞台をどれだけ作っていくかということが、結果として産業が育ち、地域が豊かになっていくって順番かなと思っていて、ここから5年間は人作りというところにかけていきたいと思っております。」

株式会社WHERE 代表取締役の平林和樹さんでした。ありがとうございました!


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