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2017.12.15 Fri

脱出成功率約1割。世界一謎があるテーマパーク「東京ミステリーサーカス」

各地で開催され人気を博している「リアル脱出ゲーム」。12月19日、新宿・歌舞伎町に新しくオープンする大規模な謎解きテーマパークが「東京ミステリーサーカス」です。

株式会社SCRAPの伊藤さんに小宮山雄飛さんが話を伺いました。




脱出できなくても、恥じることではないです。







小宮山「謎解きテーマパークということですが」

伊藤「『東京ミステリーサーカス』は、『世界一謎があるテーマパーク』をコンセプトに、リアル脱出ゲームやリアル 潜入ゲーム、リアル捜査ゲームなど、謎にみちあふれたゲームをご体験いただけます。地下1階、地上4階の5フロアそれぞれで、できるゲームが異なります」

小宮山「ここは地下1階。一番広いフロアですか?」

伊藤「地下は150人の方が同時にリアル脱出ゲームを楽しんでいただけるフロアです。テーブルに座ったチームの仲間と一緒に脱出を目指していただきます。地下1階のゲームの制限時間は1時間。平均脱出成功率は約1割です。基本的には脱出できません」

小宮山「脱出できないんですか?(笑)」

伊藤「脱出できなくても、恥じることではないです(笑) むしろ、解ける人がすごいです。最後のステップまではみなさんに進んでいただけるよう、ゲームの難易度は調整しています。それでも、1割の方しかひらめかないような問題を毎回デザインしています」




小宮山「成功率は約1割! 1〜2時間で普通に脱出できるゲームかと思ってた」

田中「『自分たちだけが、この1割の人なんだ』という優越感を楽しむ部分もあるのでは?」

小宮山「そこ?(笑)」

田中「最終ステップまで行けるのならそれなりに達成感もあるし、ほどよく悔しいからまた次回も!という気分に。うまいこと出来てる!」



歌舞伎町の観光としても楽しめます。





小宮山「気になるリアル捜査ゲームは『歌舞伎町探偵セブン』。館の中ではなく、歌舞伎町を舞台に謎を解いていくんですか?」

伊藤「歌舞伎町そのものをテーマパークにする気持ちで作りました。自分が捜査したい事件を選んで実際に歌舞伎町の街に出てもらうので、事件によっては、本当のホストクラブやキャバクラなどに入ってもらいます。バーのマスターと『これ知りませんか?』『そいつのことなら知ってるよ』といった会話をしたり。提携しているお店や我々が運営している店で歌舞伎町全体を盛り上げていきます」

小宮山「歌舞伎町というと怖いイメージがありますが……(汗)」

伊藤「大丈夫な所を選んでいます(笑) 怖いイメージはあると思うんですが、『覗いてみたい』という興味はあるかと。一つの事件で2〜3時間歩き回っていただきますので、歌舞伎町の観光としても楽しめます」

小宮山「ちなみに、どんな事件があるんですか?」

伊藤「『No.1キャバ嬢殺人事件』『ホストクラブ偽札事件』『裏カジノ・イカサマ事件』……」

小宮山「本当に起こってそうですよね(笑)」

伊藤「制限時間はないので、後日また来て謎解きをしていただけます。自力で謎解きができない方はヒントサイトに頼っていただけます」




田中「歌舞伎町という、スリルのある場所だからこそ生まれるリアリティもあるんでしょうね」

小宮山「実際のキャバクラやホストクラブへ入るとヒントがあるという……」

田中「どこまでが現実で、どこからがゲームなのかわからなってきそう。スリルがあるゲーム!」



私たちは『物語の体験』と呼んでいます。







小宮山「このリアル脱出ゲームのアイデアは、どうやって生まれたのでしょうか?」

伊藤「株式会社SCRAPは、元々京都でフリーペーパーを作っていました。毎回、特集内容にちなんだイベントを打っていたのですが、リアル脱出ゲーム特集の時のイベントがそのままリアルなイベントになりました。2007年です」

小宮山「海外にも進出されているそうですが、人気の秘密は?」

伊藤「例えば、目の前に爆弾があったら、赤・青・黄の線のどれか一本を切る。言われなくてもみんなが知っているテレビや映画、小説のシチュエーションですよね。私たちは『物語の体験』と呼んでいますが、そのような『自分が主人公となって物語自体を進めていく体験』をやりたかったんです。映画やテレビは『浴びるエンターテイメント』。一方、自分がアクションを起こさない限り進まない『インタラクティブな遊び』は、SNSやスマホで人とのやりとりが当たり前の人たちに求められている遊びだと考えました」


小宮山「リアル脱出ゲーム。行ってみたくなったでしょ?」

田中「久しぶりに会う仲間と行くのがいいと思う。女6人で久しぶりに集まると、上辺だけの話になりがちで」

小宮山「そうなんだ(笑)」

田中「全員で何か一つの目的に向かっていくと、サークル時代の仲がよかった感じが蘇ってきたり!」

小宮山「……友達、いないんですか?(笑)」

田中「知人は多いです(笑)」



ネタバレ自体があまりないんです。





小宮山「ゲームを解いたら、何かもらえるんですか?」

伊藤「達成感のみです(笑) クリア特典は設けていません。何かをゲットするために頑張るのではなく、一回一回、ゲームの体験自体を楽しんでいただきたいんです。リアル脱出ゲームをやる人はネタバレをすごく嫌います。チケットにお金を払ってこれから遊びに行くものの、オチなんて絶対に知りたくない。でも、クリア特典がなければ需要がないので供給もありません。ネタバレ自体があまりないんです」


田中「ネタバレしないって聞くと、安心!」

小宮山「ネタバレをしたくないシステムになってるね」

田中「賞金が出るとネタバレ続出しちゃいますもんね。でも……私は記念メダルくらいはほしいな! 記念切手とか?(笑) 証明書だけでも!」



新しい魅力を発見していただければ!





これからのワクワク、教えてください。

伊藤「『東京ミステリーサーカス』は、謎がいっぱいのテーマパークです。新宿・歌舞伎町という街でたくさんの非日常を感じながら、新しい魅力を発見してワクワクしてもらいたいです」


放送でご紹介できなかったお話



小宮山「海外ではどんな展開を?」

伊藤「2011年に上海で初めて公演して以来、海外でも展開しており、アメリカに支社があります。海外だけのツアーも行っています。『ゼルダの伝説』とコラボしたリアル脱出ゲームは海外のみです。常設のお店もたくさんあります」

小宮山「地元の人はどう楽しんでますか?」

伊藤「アメリカ人は喜び方がすごく大げさです。日本人が喜んだり驚く盛り上がりの場所は、世界中どこの国でも同じように盛り上がります。来年は、さらに海外での展開を目指しています」

小宮山「日本の施設での外国語対応は?」

伊藤「『東京ミステリーサーカス』のゲームのうち、3つは英語対応です。歌舞伎町には海外のお客様がとても多いので、レストランの予約時間までご利用いただいたり。VRゾーンなど他にも遊べる施設が街にたくさんあるので、併せて新宿の街の魅力を発見していただければ!」


TOKYO MYSTERY CIRCUS(東京ミステリーサーカス)
東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル
営業時間:平日11:30〜23:00 土日祝9:30〜23:00
休業日:不定休
電話番号:03-5341-4915(平日10:00〜19:00)
mysterycircus.jp/



〈本日のオンエア曲〉
Marshmallow World / Emmy The Great & Tim Wheeler
Seven Golden Men / Armando Trovajoli



〈プレゼント〉
リアル脱出ゲーム「沈みゆく豪華客船からの脱出」(2018年1月21日(日)19:50開始分)のチケットを2組4名様にプレゼントします。こちらのメッセージフォームから「プレゼント希望」と明記のうえ応募してください。番組を聞いたご感想も添えてください。応募の締め切りは2017年12月21日(木)24時です。

「沈みゆく豪華客船からの脱出」特設ページはこちら。
mysterycircus.jp/rene/


〈次回、12/22(金)17時からの放送は?〉
ネット上で、フラワーデザイナーに細かいオーダーができるサービス「SAKASERU」をご紹介します。お楽しみ!