ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今週は、福岡県久留米(くるめ)市にフォーカス!
お会いしたのは、久留米市で「フルトリエ 中村果樹園」を営む中村美紗(なかむら・みさ)さんです。

中村さんは代々、梨を生産されてきた農家の4代目にあたります。
幸水・豊水・あきづき・新高・新興・の5種類を栽培されています。
久留米市の藤山町(ふじやままち)は、古くから梨の産地!

また、中村果樹園は梨だけでなく、ぶどう・苺の栽培も行っています。
伺ったときには、まさに旬のシャインマスカットがたわわに実っていました。

梨以外の果樹を栽培し始めたのは中村さん。
「継ぐことを決めた時は、父が経営する梨の専業農家でした。
ですが、梨とぶどうだけでは収穫時期が3か月ほど。毎月収入を得られるように、より収穫期間が長く、観光農園としても経営できる苺の栽培を始めました。」

「フルトリエ」という名前には<フルーツのアトリエ>という意味が込められています。
中村さんは就農3年目。中村さんは就農1年目から直売をスタート。
「直売所の常連のお客様は、今年で3年目になります。
会話の中に触れ合いがあったり、自分が作った物を誰が食べてくれているのかが分かる事が嬉しいです。」

また、中村さんは意外な経歴の持ち主。就農前は、プロキックボクサーとしてご活躍されていました。高校卒業後、愛知県で就職。
仕事の合間に体を動かそうとボクシングジムに通い始めました。
それを機に、どんどんボクシングに魅了されていき、プロへ。
「その頃は農業を継ぐ気は全くありませんでした。(笑)」

今後は、誰もが楽しめる観光農園にしていきたいという思いがあります。
そのためには、バリアフリー化に力を入れたいとのこと。
苺の収穫場も車椅子が通りやすい幅にしたり、梨も収穫しやすい高さにしたり。
多くの工夫を凝らしていらっしゃいます。

「うちに来てくれるお客様は、犬や孫を連れてきてくれます!」
そう笑顔でお話される中村さんが印象的でした。