ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

あぐりずむWEEKEND、今週は秋田県大館市(おおだてし)比内町(ひないまち)にフォーカス!
とんぶりの若手生産者、渡辺篤史(わたなべ あつし)さんにお話を伺いました。

大館市に古くからある、とんぶり。ご覧になった事がある方もいるのでは??
とんぶりのほとんどは、高台に植え付けされ、その周りを杉林が囲んでいるという立地で栽培されています。
台風や強風があっても、自然の防風林が守ってくれるメリットがあります。

秋、お米の収穫と時期を同じくしてとんぶりも収穫時期を迎えます。
大舘とんぶりは、収穫後にまず乾燥させ、オーダーが入り次第、煮て機械で薄皮をむきます。
生産者は目視で、異物などが混入していないかダブルチェックで出荷されます。

プチプチとした食感が特徴のとんぶり。
サラダや納豆、長いものすりおろしなどに合わせて食べるのがベスト!
洋食では、パスタとの相性もいいようです。

渡辺さんは大舘とんぶりの生産を始めて9年目。
専業農家ではなかったため、初期投資の少ない大舘とんぶりを栽培することを決めます。
現在は、8軒の農家が栽培しています。

現在、とんぶりの生産者が中々増えないという点が悩みだという渡辺さん。
手間がかかること、大館市でしか栽培されていないためマイナーな食材。
また、限られた農薬しか使う事が出来ない、など乗り越えるハードルが多く、嫌煙する人が多い事も原因だそう。
もっと多くの人に広め、生産者が増えていくように日々取り組んでいらっしゃいます。

皆さんもぜひ、「畑のキャビア」である大舘とんぶり、食べてみてください!
渡辺さん、ありがとうございました。