語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年11月04日(日)

強くなるために

ボクの宿主は17歳、バスケ部の菜穂ちゃんです。


昨日は、
菜穂ちゃんのスリーポイントシュートが外れて、試合終了。
わずか2点差で負けちゃったんだよね。

一夜明けて、
今日は朝から、スリーポイントシュートの練習です。

練習では決まるのに、試合では決まらない。

菜穂ちゃん:「はぁ〜、あのディフェンスさえかわしていれば勝てたのに…。」

すると…。

慎吾くん:「そこらからいくらシュートの練習したって、
ダメなんじゃない?」

アドバイスは、バスケ部の慎吾くん。

菜穂ちゃん:「え、どうして?スリーポイントシュートの練習は、
スリーポイントラインからでしょ?普通…?」

慎吾くん:「ダメダメ、固定概念にとらわれちゃ!
試合中、そこでボールを持ったら打つのがバレバレで、
ディフェンスされやすいわけだろ〜。
だったら、意表をついて、もっと離れたところから打つしかないっしょ」

菜穂ちゃん:「えー、それって、すっごく難しいじゃ〜ん。」

慎吾くん:「だから練習するんだよ。強くなるって、そういうことだろ」

おお、慎吾くん、見事なスリーポイント!
菜穂ちゃん、見せつけられちゃったね〜。

菜穂ちゃん:「強くなりたいなら技を磨くってことかぁ〜。
よし!ダメもとでやってみるか!」

そうそう、その調子!
ボクら乳酸菌は、スポーツ選手も応援しているよ!
強い菌で、おなかの中から強くしているんだ。

じゃあ、また日曜のお昼に!