ボクの宿主は5歳の男の子、やっくんです。
ママ:「パパ、12時には、お義母さんたちがみえるから、
それまでに柏餅、買ってきてね」
パパ:「はいはい。こどもの日と言えば、柏餅。縁起物だもんな〜」
やっくん:「えっ?縁起物?」
ママ:「そうよ〜。柏の葉っぱっていうのはね、
新しい葉っぱが芽吹いてから、古い葉っぱが落ちるのが特徴でね、
代々引き継がれていく、いいイメージがあって…」
パパ:「それで、男の子の節句には、柏餅を食べて、
家系が途絶えないように、という願いを込めているんだよ。
だから、柏餅を縁起物っていうんだぁ」
やっくん:「ふ〜ん」
あは!5歳のやっくんには、ちょっと難しい話だね。
ママ:「それはそうと、やっくん、おばあちゃんたちが来る前に、
リビングにあるオモチャを片付けてくれないかなぁ〜」
やっくん:「はーい」
いいお返事のやっくんです。
ところが…。
やっくん:「ママ、これなぁに?」
やっくんが手にしているのは、金太郎の小さな置物。
ママ:「あぁ、それは、お祝いでいただいたのよ。
やっくんが生まれた時は、
みんなから、オモチャもいっぱいもらったんだから。」
すると…。
やっくん:「へー、じゃあボク、また、生まれてみたいな〜。」
あは!まだまだこどものやっくんにとって、縁起物はオモチャなのかも。
子孫繁栄は、先の話だね。
ボクら乳酸菌は、みんなの成長を見守っているよ。
ボクらも、おなかの中でしっかり増えて繁栄していくよ!
じゃあ、また、日曜のお昼に!