ボクの宿主は、彼と別れて、29歳のクリスマスをひとりで過ごすことになりそうな、ユイさんです。
トオルさん:「おじゃましまーす!」
典子さん:「おじゃましまーす!」
そんなユイさんを元気づけようと、今日集合したのは、友だちのトオルさんと典子さん。
典子さん:「落ち込むのはムダだって! 鍋パしよ! 鍋パ!」
そういって、テキパキと支度をする典子さん。
ググググーーー
あは! おなかも準備、できたみたいだね!
トオルさん:「じゃあ、部屋の電気消してぇ〜」
トオルさん:「“闇鍋” オープン!」
えっ! や、闇鍋!!
典子さん:「だいじょぶ! だいじょぶ! 食べられないものは入ってないからさ。
ただし、大根の葉っぱとか、ほうれん草の根元とか、日頃捨てちゃうところも、入ってるからね。
だって、実はそこに、栄養があるっていうしさぁ〜」
トオルさん:「そうそう。
人生は何が起こるかわからない闇鍋みたいなもんだけど、無駄な経験なんてひとつもないじゃん。
ユイにそれを伝えるための、“あえて”の『野菜丸ごと闇鍋』だよ。
どう、オレ、いいこと言うだろ?」
典子さん:「ちなみに、大根の葉っぱは、普段食べてる白いところより、カルシウムも鉄分もメチャクチャ多いらしいよ」
あは! 色々言ってるけど、ユイさんを元気づけたい2人の気持ち、嬉しいね。
どうユイさん、闇鍋のお味は?
ユイさん:「はぁ〜、おいし〜い」
ボクら乳酸菌も仲間同士いつも助け合っているよ。
ムダな乳酸菌なんてひとつもないんだ!
じゃあ、また、日曜のお昼に!