ボクの宿主は小学1年生、お花が大好きなゆきちゃんです。
ママ「寄り道しないで帰ってくるのよ〜」
いつもこう言われるけれど、通学路には誘惑がいっぱい!
公園に咲くチューリップ。
道端のハルジオン。
見つけるたびに、立ち止まっちゃう。
ゆきちゃん「♪ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ〜♪」
あは! まるでゆきちゃんが蝶々みたい。
ほら、今度は大きなお屋敷の前で立ち止まってる。
ゆきちゃん「ぶどうみたいだけど…?」
お庭に、紫色のお花を見つけたゆきちゃん。
あれ、なんだろう?
おじいさん「藤の花ですよ」
教えてくれたのは、お屋敷に住むおじいさん。
おじいさん「大きくて長くて立派でしょう〜。
でもね、よく見ると、蝶々のような形をした小さな花が房のように連なっているんだよ」
ゆきちゃん「ほんとだ〜、蝶々がいっぱい」
おじいさん「ほら、ひと房、持っていくかい?」
一瞬、うれしくなるゆきちゃん。
でも…。
ゆきちゃん「大丈夫です。一緒に咲いてるからキレイなんだもん」
あは! まだ幼いゆきちゃんにも、藤の花の風情がわかるんだ。
藤の花って最強だね〜。
ボクら乳酸菌も、仲間と集まると、いっーぱい力を発揮するよ。
どんな時も、仲間って大切だよね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。