ボクの宿主は27歳、派遣社員のマユさんです。
会社から契約終了を告げられ、今は不安な気持ちでいっぱい。
村山さん「気分転換に、星でも観に行かない?!」
誘ってくれたのは、いつも相談にのってくれてた正社員の村山さん。
天体観測が趣味なんだって。
とっぷり日が暮れた湖。
夜空を見上げると、そこにはぁ…
村山さん「今、“あれ? 思っていたより星が少ないかも”って顔したでしょ。
実は、秋の星空は、夏に比べると地味なんだよね〜。
一等星も、あの“みなみのひとつぼし”ぐらいでさ」
へ〜、そーなんだぁ〜。
村山さん「“みなみのひとつぼし”なんて名前からしてなんだか孤独だけど、あの星、マユさんに似てるんだよね〜」
えぇ、孤独なところが? それ、ちょっとショックかも〜。
村山さん「違う違う!
あの星って、秋の星空の中ではひときわ目立つから、昔は航海の時の目印になってたんだって。
自分では気づかないうちに誰かの役に立ってるって、すっごいと思わない?」
そういうことかぁ〜。
マユさんも、社員さんが働き易いように影でサポートしていたもんね〜。
うん、マユさんの頑張りを見ている人は、きっといるはずだよ。
これからも、あの“みなみのひとつぼし”のように輝き続けなくちゃね!
ボクら乳酸菌も、人知れず頑張っているんだ。
おなかの中が、ボクらの活躍の場さ。
じゃあ、また日曜のお昼に!