ボクの宿主は60歳、息子さん家族とドライブ中の朝子さんです。
高速のサービスエリア。
朝子さん「あ、アメリカンドッグがある! 久しぶりに食べてみようかなぁ〜」
息子さん「へー珍しいね、おふくろがそんな子供っぽいもの」
驚いている息子さん。
朝子さん「そう? 昔はよく食べたのよ〜。
子供の頃、鍵っ子でね。
お母さんの帰りが遅いと寂しくて、パート先のスーパーまで迎えに行ってさぁ、そうすると、お母さんが、店で売ってるアメリカンドッグを買ってくれるの」
息子さん「へー」
朝子さん「すっごく嬉しかったんだよね〜」
うん。いい思い出だね。
朝子さん「だけど、仕事がなかなか終わらない時は、食べ終わっちゃって、串だけ手に持って、それでもベンチでずーっと待っててさー」
息子さん「ふーん、おふくろもばぁちゃんも、どっちも切なかっただろうなぁ〜」
息子さん、そんな風に感じてくれるなんて優しいね〜。
朝子さん「でも今は、息子家族とこうしてドライブできるんだから、本当に幸せよね〜。
はふ。うん、やっぱりおいしい! アメリカンドッグ」
あは! よかった!
ちょっぴり切ないアメリカンドッグの思い出が、今日でアップデートされたんじゃない。
ボクら乳酸菌は、みんなを幸せに導く案内人だよ。
ボクらも、みんなの思い出になれるといいな。
じゃあ、また日曜のお昼に!