語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2022年11月06日(日)

夢はリポーター

ボクの宿主は小学3年生、リポーターを夢みるアヤちゃんです。

パパさん「よーーい! スタート!」

アヤちゃん「いただきます!」

パパと一緒に食レポの練習中です。

アヤちゃん「ズルズルズル、とってもおいしいです」

パパさん「カットッ! ダメダメ〜、味わってないから、うそっぽく聞こえるよ」

おやおや、パパさんもディレクターになりきってるね〜。

パパさん「笑顔も足りないかなぁ〜。
それから、食べる前に“麺がつやつやですね〜”とか“うーん、いい香り”とか、説明しないと」

パパさん、なかなか手厳しいね〜。

アヤちゃん「そんなにいっぺんに言われても、できないもん」

あれれ〜。アヤちゃん、もう諦めちゃうの?

ママさん「はーい、ふたりともその辺にして、お昼ご飯だよ〜」

あ、ママさんのチャーハンだ!

アヤちゃん「わー、おいしそう〜。いただきまーす! う〜ん。おーいしい〜!」

パパさん「お、いいね〜、その食レポ!」

あは! だってママさんの手料理だもん。素直な感想だよね。

アヤちゃん「わたし、やっぱりリポーター向いてるかも」

そうそう、大切なのは自分に自信を持つこと!
実力は練習すれば、後からついてくるよ。

ボクら乳酸菌は、努力を続けるキミを応援するよ。
ボクらの夢は、みんなの健康さ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!