語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2023年07月16日(日)

常識を打ち破れ

ボクの宿主は27歳、会社員の茜さんです。

はじめて担当する自社製品の海外進出。
いい企画が思い浮かばず、お悩み中です。

茜さん「7月16日は、数字の語呂合わせで“なないろ”だから“虹の日”かぁ〜」

目の前にある日めくりカレンダーのプチ情報、無意識につぶやいちゃって、、、行き詰まってるね〜。

すると…。

先輩「問題です! ジャン!」

茜さん「え?」

先輩「虹の7色を、すべて答えよ」

突然、クイズを出す、隣の席の先輩。

先輩「チ、チ、チ、チ、チ………」

茜さん「え? 7色? えーっと、赤、青、緑、黄色、オレンジ、紫…
あ、あれ〜? あと1色は…」

悩んでしまう茜さん。
すると…。

先輩「ブブー。残るひとつは、日本の伝統色“藍色”でした」

茜さん「ええ!」

先輩「実は、虹が7色だと言うのは日本の常識。
6色や5色と考える国もあるんだってさ」

茜さん「へ〜〜、そうなんだぁ〜」

先輩「海外進出を考える時は、日本の常識を疑ってみるといいよ。
そこに新しい発見が見つかるかもしれないってね」

さすが先輩。さりげないアドバイス。

あ、見て見て、茜さん、窓の向こうに大きな虹がかかってる! これは幸先いいんじゃない。

ボクら乳酸菌は、みんなの健康を見守る菌だよ。
これが世界の常識になるといいな!

じゃあ、また、日曜のお昼に。