2017/04/28 O.A

「宇宙図書館」コンサートツアーも、おかげさまでここまで順調にやってきました。
本当に、全国の皆さんとエネルギーの交換をしている気がします。
ひとまず、今週末からはしばらくは私もゴールデン・ウィークモードに突入です。
久しぶりにとれるまとまった休暇で、やりたいことは色々ありますが・・・
そのひとつが持ちモノ、総点検!
そこで、今日のコードは「minimum」です。

■今週のChordは“minimum”

How Would You Feel / Ed Sheeran

コンサートツアーとはいえ、その合間に旅気分を味わっている私。
5月10日からふたたびツアーが始まりますから、さすがにこのゴールデンウィークにわざわざどこかへ出かけよう・・・と、いう気にはなりません!
そこで、私が計画しているのが、持ちモノ、とくにワードローブ関係の総ざらえです。
毎日、人の細胞は入れ替わっていて、日々、更新されて別人になっていく私たち。ワードローブチェックは、とっても大切です!
そういえばつい最近、あのベストセラーがコミックエッセイになったそうです。『フランス人は10着しか服を持たない』。
パリにやってきたアメリカ人留学生の女性が書いたこの本は、日本をはじめ世界14カ国でまたたく間にベストセラーになりました。
で、今回はフランスマダムに学ぶパリ流の「片付け」術が2冊のコミックになったとか。
クローゼットにはワンシーズンで10着しか入っていない、なのに上質で洒落た暮らしを送るマダム・シックが登場するんですが・・・確かに、パリの女性たちのおしゃれはシック。
私も旅先ではそれを実践!友人のマーガレット・ハウエルさんも言ってました。
「旅はコーディネート(の力)が磨かれるわよ」ってね。
そんなわけで旅支度では“コーデ計画イラスト”を作ります。
ツイッターやインスタグラムにもアップしているんですが・・・、そのときは、まさに“○○を1着”に“○○を2着”みたいな、限られた枚数で勝負!
そんなわけで、旅の荷造りのために仕分けばかりしていると、改めて「minimum」な暮らしについて考えてみたくなります。
実際、世間はここのところずっと「片付け」に夢中。21世紀に入ってすぐ「『捨てる!』技術」がベストセラーになって、さらに『断捨離』や『人生がときめく片付けの魔法』が一大ブームを築き、今もなお、さまざまな視点での「片付け」関連本が出版され続けています。
ミニマムといえば・・・・・・かつて、音楽やアート、ファッションの世界で、“ミニマリズム”が流行したこともありました。
アメリカの大量消費時代の反動で、1950年代から60年代にかけてブームになります。
ミニマムなスタイルには、余白や余韻があって、想像力をかきたてられたりもしますよね。

Simple / India Arie

「minimum」という言葉の意味を改めて調べると、“最小単位”“最小限の”“最小量”など。
決して「ゼロにする」「モノをなくす」ということではありません。
2015年度の流行語にもなった「ミニマリスト」とは、必要最小限のモノで生活する人、のこと。捨てることが目的というより、モノを最低限の量にした状態で幸福を感じて生きる人でもあります。
その量を決めるのはあくまでも自分なので、少なければいいというわけでなく決まりはありません。
要するに“足るを知る”暮らしをしている人が「ミニマリスト」なんですよね。
有名なミニマリストのひとり、佐々木典士さんいわく、
「増えすぎたモノを減らすことは、幸せについてもう一度、考えてみること」であり、
「捨てることで得られるものは時間、スペース、掃除のしやすさ、自由、エネルギー」だとか。

それでも、捨てることがどうしても苦手、できない!という人の参考になりそうな映画もあります。
2013年に本国フィンランドで公開されてブームを巻き起こした『365日のシンプルライフ』。
日本では2014年の夏に公開されて、現在はDVDも発売されているそうですが・・・、監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンの実体験から生まれたドキュメンタリー映画です。
失恋をきっかけに、モノをたくさん持っているのに幸せじゃない!と気づき、ペトリは1年365日をかけて、ある実験を開始します。ルールは以下の4つ。
「自分の持ち物全てを倉庫に預ける」「1日に1個だけ倉庫から持って来る」「この生活を1年間、続ける」「その1年間、何も買わない」。
そんな実験を撮影したわけですが、自分にとって本当に必要なモノとは何かを日々考え、無数の問いと葛藤に襲われる主人公の姿に、さまざまなことを考えさせられるそうです。
ちなみに真冬から始まった生活だったので、彼が一番最初に持ち出したのが、コート。人が居ない道を裸で走って倉庫へ行く姿は笑えたそうです・・・。

ミニマリストとして世界的に有名な人といえば、スティーブ・ジョブズ。
彼が作り出したiPhoneもMacも、ミニマルを形にしたようなアイテムです。
アップル社の哲学は「Keep it Simple」。彼は日本の「禅」に影響を受けていたといわれますが、日本文化の根底にあるのは、まさに「ミニマル」です!

日本の「ミニマル」と聞いて思い出すのは、庭園、和服、無印良品・・・・・・などなど。
ミニマリストの佐々木典士さんは、有名なミニマリストとして、マザー・テレサをあげています。
なぜなら、彼女が亡くなったあとに遺されていたモノが、着古したサリーとサンダル、祈りのための本、そしてそれらを入れる布袋だけだったとか。なんだかぐっとくるエピソードですよね。

でも、人は裸でこの世に生まれてきて、死ぬときも、何もあの世へ持ってはいけない。
だからこそ今の暮らしでは、本当に好きなモノや大切なモノとともに、日々を過ごしたいなと思います。

Midnghit Scarecrow / 松任谷 由実

実は、このコードを選んだきっかけがあるんです。
ツアーに出るにあたって、トランクが壊れていることがわかってお直しを頼んだんですが、出来上がる間、それよりも小さいトランクを使うことになって、大丈夫かな?と不安に思いながらもパッキングしてみたら、なんとか荷物が収まったんですよね。ちょっとした達成感を味わいました。
旅の支度はプチ断捨離、ちょっとした人生棚卸タイムです!

有名な主婦ミニマリスト・筆子さんいわく、「周囲にあるモノは、私たちの集中力をそぎます」とのこと。
それぞれが「私を見て!」と自己主張するため、落ち着かなくなるんだとか。
モノのパワーに“たちうち”できる若いうちはともかく、年齢を重ねたらそのパワーにやられてしまうかも。
ゴールデン・ウィーク、特に予定がないという方は、身の回りのモノと向き合ってみる時間を過ごしてみても、いいかもしれません。

さて、今日一日がんばれば、明日から連休!という方も多いと思います。
実は私も、全国をめぐってきた「宇宙図書館」コンサートツアーがひとときのお休みに入ります。
そして、英気を養ったら「宇宙図書館」ツアー、再開です。
5月10日には福島県郡山市へ、12日には栃木へと、また、旅から旅への生活になります。旅の荷造りで、自分に本当に必要なモノとは何なのか改めて自問自答してみたいと思います!
ツアーのスケジュールやチケット発売の詳細は、私のオフィシャルサイトオフィシャルTwiteerFacebokなどをチェックして下さい!