“若者がやりたくなる農業”を目指している埼玉県の会社『中森農産』
オンエアレポート
2025.05.08

「“若者がやりたくなる農業”を目指している埼玉県の会社『中森農産』」

今回のイノベーターは、埼玉県加須市にある「中森農産」の森川あみさんです。
中森農産は、埼玉県加須市を中心に米などの穀物を生産している会社。
「従業員18人のうち、80%は農業未経験ではありますが、平均年齢30歳と若いパワーで頑張っています」

代表の中森剛志さんは、どのような思いがあって、この会社を立ち上げたのでしょう?
「日本の食料安全保障を確立したいという思いです」
「日本が多くの穀物を輸入に頼っている現状に危機感を覚え、
『農村を守ることが日本を守ることだ』と考え、中森農産株式会社を設立した、と話しています」
このような思いを聞いて、森川さんは、どのようなことを感じていますか?
「入社してから、ロシアによるウクライナ侵攻が始まるなど、食料危機を感じているので、
食料安全保障を確立したいという思いを引き継いで、現場で作業をしています」

森川さんは、中森農産のどのようなところに魅力を感じて、入社を決めたのでしょう?
「地域の農業を活性化させたいという方が多くいらっしゃる中で、
日本の安全保障を変えたいという思いが、見据えている未来や規模感が違うなと思って、魅力を感じました」
「若者がやりたくなる農業」を目指しているということですが、こちらについて詳しく教えてください。
「週休二日制の採用や、他の産業に劣らない給与水準を保つようにしています」
「また、GPSを搭載した田植機や、スイッチ1つで自動運転するトラクターを導入。
さらに、“午前7時に出社して午後4時”に退社という制度を採用しています」
「安心して働くことができる環境だと思います」

中森農産では今後、農業に関して、どのようなことをしていきたいと考えていますか?
「今、中森農産では、埼玉県、栃木県、島根県、山口県でお米づくりをさせていただいているんですけれど、
さらに農地を拡大していって、最終的には日本のお米の10%が『中森農産』産になるぐらい、
たくさんのお米をつくることができたらいいなと思っております」
「代表の中森がいつも言っていることではあるんですけれど、私も深く共感しています」

中森農産の目標は「日本のお米の10%が『中森農産』産になること」。
この壮大な目標を、いつか達成するような、そんなパワーを感じました。
「若者がやりたくなる農業」の継続、そして、大きな目標を達成するよう、これからも応援しています。
