JA全農親子農業体験ツアー
オンエアレポート
2025.06.05
今回は、番組リスナーの皆さんと行った農業体験ツアーのリポートです。「JA全農親子農業体験ツアー」

毎年恒例となったこの企画。
多数のご応募を頂いた中から、抽選の結果、見事当選された親子の皆さん30名と東京・上野駅に集合。今年も茨城県石岡市にある朝日里山学校へバスで向かいました。

朝日里山学校は元々学校だった施設で、現在は農業などの地域資源を活用した里山体験プログラムを展開する拠点になっています。
到着後、着替えを済ませた皆さんと、まずは校庭で開会式!
作業手順や注意事項の説明の後、川瀬さんの掛け声でいよいよスタートです。

まず午前中は、田植え体験。
曇り空ながら若干の蒸し暑さを感じる中、全員揃って田んぼに足を踏み入れます。

田んぼの中ではオタマジャクシが泳ぎ、空からはウグイスの声が響き渡ります。
そんな大自然の臨場感たっぷりな中での田植え作業。
テキパキと前進していく子もいれば、マイペースで植えていく子も。
そして大人は…というと、なぜか皆さんお子さんに追いつけないような…。
(お子さんのお世話もありますもんね!)

最初の列を植え切ったお子さんたちは、次々と奥のスペースへ移動して、
新たな苗の列がどんどん増えていきます。
実は、毎年「あぐりずむ」のために空けてくださっているこの田んぼ。
時間内に隅々まで植え切ったのは、なんと今回が初めて!
皆さんすごい!あぐりずむ新記録達成です☆

参加してくれたお子さんたちは、
「やり始めたら夢中になってどんどん植えられた!」
「田んぼの泥の感触、用水路の水の冷たさがとっても気持ち良かった!」
「この苗が黄色くなってお米になるかと思うと神秘的…」
「泥の中に飛び込みたかった!」
…など、それぞれの感性で自然の喜びを満喫している様子。
そして、お昼ごはんは朝日里山学校名物!
地元食材タップリのバーベキューとツヤツヤ白米のおむすび。
お腹ペコペコのお子さんたちも大満足なパワーランチを堪能しました!



午後は青空が顔を覗かせる中、里芋の種芋とサツマイモの苗の植え付けです。
ちょっと暑いくらいになりましたが、皆さん元気に頑張ってくださいました。


大人の皆さんに話を伺うと、
「都会での毎日とは違う、開放された子供の表情を見られた」
「親のことも気にせず植え続ける姿に、我が子の成長を感じた」
「実は、私が田植えをやりたくて申し込んだ」
…など、各ご家庭それぞれの楽しい時間になったようでした。

全ての作業を終え、帰り支度をして閉会式。
ここで伺った朝日里山学校・柴山さんのお話が印象的でした。
『お米からイネの葉っぱと根っこが生えてきます。それだけのエネルギーがあの一粒に入っているんです。つまり、私たちが食べているのは一粒一粒“命”なんです』
う~ん、深いお言葉…。やはりお米は、感謝して残さず食べていきたいですね。

ところで、今回インタビューさせて頂いた親御さんの中に、
こんな嬉しい話をしてくださった方がいらっしゃいました。
「田植えだけ、収穫だけという体験はよくあるけど、このツアーは両方できるので申し込みました」
そうです!次は9月に同じメンバーで再会して、今回植えたお米、里芋、サツマイモの収穫を行います。
その時、一体どんな光景が広がっているのか本当に楽しみです。

これから夏、さらに秋に向けて、収穫体験など農業に触れる機会が皆さんの周りでもあると思います。
ご家族の開放された表情が見られる農業イベントは、他では味わえない時間になるはずです。
暑さには呉々も注意して…ではありますが、ぜひ参加してみて下さいね!