休耕地を活用してつくった『発酵ジンジャーエール』
オンエアレポート
2025.10.30
今回は、こちらに注目します。「休耕地を活用してつくった『発酵ジンジャーエール』」

今回のイノベーターは、株式会社しょうがのむし(埼玉県)の代表取締役、周東孝一さんです。

周東さんの頭に目を向けると、「ちょんまげ」。こちらは、どのような思いがあるのでしょうか?
「和服が好きで、和服を着ていたら『髷(まげ)ってかっこいいな、一生に一回は髷にしてみたいな』と思い、
やってみたら気に入って、『一生これでいいや』が5年目です」
話を戻しまして…
「発酵ジンジャーエール」は、どのような飲み物なのでしょう?
「英語ではジンジャービアと呼ばれ、ビールのように醸造所で発酵してつくられるノンアルコールの発酵炭酸飲料です。
ジンジャーエールのルーツです」
「一般的なジンジャーエールは、ジンジャービアを大量生産するために発酵を省いて、
ジンジャーシロップと炭酸水でつくったものです」
「ジンジャービア(発酵ジンジャーエール)は、発酵することでジンジャーエールよりも奥深く、一線を画した味わいです」

「発酵ジンジャーエール」の製造は、どのような思いがあって始めたのでしょうか?
「地元の『見沼田んぼ(さいたま市見沼区)』が休耕地だらけになっているということが分かって、
調べてみたら、かつては、しょうがの栽培が盛んであったとのことでした」
「また、しょうがを植えてもらって買い取り、大好きなジンジャービアをつくれば、
休耕地も減って、美味しいジンジャービアも飲めて、埼玉の名産にもなるかもしれないし、
みんなハッピーだな、と思って始めました」
地元(さいたま市見沼区)のしょうが農家さんについては、どのようなことを感じていますか?
「感謝しかないです」

「発酵ジンジャーエール」の製造で大変なのは、どんなところですか?
「無添加で自然のものを使うので、同じ味をつくるのが大変ですが、それが楽しい部分でもあります」
「あとは、発酵ジンジャーエール(ジンジャービア)はアジアでは知られていないので、
その啓蒙から行わなければいけない、というのが本当に大変です。まだマーケットがありません」

「発酵ジンジャーエール」に関して、今後は、どのような取り組みをしていきたいと考えていますか?
「もっと大きな醸造所で製造できるようにしたいです。
それに伴って、見沼田んぼの休耕地を少しでも減らしたいです」

さいたま市見沼区の農家さんが栽培したしょうがを使い、周東さんが製造した「発酵ジンジャーエール」。
周東さんの会社(しょうがのむし)のオンラインショップで購入できます。
ぜひ、ご覧になってみてください。
「しょうがのむし公式ストア」
https://gingerbug.thebase.in/
