赤紫色のサツマイモの新品種『さくらほのか』
オンエアレポート
2026.01.15

提供:農研機構
今回、注目するのは、こちらです。
「赤紫色のサツマイモの新品種『さくらほのか』」

今回のイノベーターは、農研機構 九州沖縄農業研究センターの上級研究員、境垣内岳雄さんです。

提供:農研機構
「さくらほのか」は、どのような特徴があるのでしょう?
「一番の特徴は肉色が“赤紫”であることです」
「果物で例えるならば、紫いもはブルーベリーに似た紫色ですが、『さくらほのか』はイチゴに似た赤紫色をしています。
これは、含まれるアントシアニンの違いによるものです」
どのような思いがあって、「さくらほのか」を育成したのでしょうか?
「サツマイモの肉色には、黄色のほか、オレンジ色、紫色などがあります」
「もっと、色のバリエーションが増えれば、
サツマイモを使ったお菓子や加工品の開発が、より楽しくなるのでは、と思い、
赤紫色の『さくらほのか』の品種育成に情熱を注いできました」
「切ったときに、皆さんに『ワオ!』と言っていただけるようなものを目指してきました」

提供:農研機構
育成で特に大変だったのは、どのようなことですか?
「肉色が赤紫色で珍しいだけでは広く普及する品種にはなれないので、
サツマイモの収量が高く、栽培しやすいこと、
また、基腐病など病害虫にも抵抗性を示す個体を選抜することに難しさがありました」
「さくらほのか」という名前には、どのような思いが込められているのでしょう?
「我々の研究所の横に桜街道がありまして、
名前を考えるときに、『さくら』という名前を付ければ良いんじゃないかというアイデアが出ました」
「また、桜は日本を代表する花ですので、『さくらほのか』が日本を代表するようなオリジナリティのある
サツマイモとして羽ばたいてほしいという思いもあります」
「さくらほのか」、どのように活用することを想定しているのでしょう?
「これまでにない赤紫サツマイモの色味を活かして、洋菓子や和菓子のペーストの材料に向いていると考えています」
「他には、揚げ菓子にするとキレイですし、
また、サイコロ状にカットして蒸したものはお菓子や料理のいろどりを豊かにしてくれます」

提供:農研機構
栽培は、いつ頃、始まるのでしょうか?
「早いもので2026年の春に植え付けされるものがあると思います」

「さくらほのか」が原料のお菓子、もしかしたら、今年、食べられるのでしょうか。
境垣内さん、期待しています。